神託事件の舞台ともなった国宝建築がある全国の八幡宮の本宮・宇佐神宮

宇佐神宮

大分県宇佐市の宇佐神宮は、全国4万社以上といわれる八幡宮・八幡神社の総本宮で、石清水八幡宮・筥崎宮または鶴岡八幡宮とともに「日本三大八幡宮」のひとつとされます。山上の上宮と山麓の下宮からなり、本殿は国宝に指定されており、境内は原生林に覆われたパワースポットです。皇位簒奪の危機にあった称徳天皇の時代、弓削道鏡の陰謀を和気清麻呂が打ち破った宇佐八幡宮神託事件の舞台としても知られます。

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宇佐神宮へのアクセス方法と駐車場

所在地:大分県宇佐市大字南宇佐2859
電話番号:0978-37-0001

宇佐神宮は宇佐市の市街地からやや離れた寄藻川沿いに位置していますが、アクセス道路として国道10号がありますので、それほど交通が困難なわけではありません。

マイカーやレンタカーで向かう場合、大分自動車道の宇佐インターチェンジから国道10号で別府方面に15分ほど走ると到着できます。
カーナビの機種によっては「宇佐神宮」で検索すると御本殿に案内をするものがありますが、御本殿周辺には駐車場はありません。

宇佐神宮の駐車場はいずれも有料で、国道10号沿いの「宇佐神宮表参道駐車場」は普通車200台が収容可能で、駐車料金は12時間あたり400円です。
「外苑駐車場」は裏手の野球場近くに位置しており、駐車可能台数は普通車150台、駐車料金は12時間300円となっています。

これらの宇佐神宮の直営駐車場のほかにも、宇佐市観光協会が運営する有料駐車場が近くにあります。

公共交通機関を利用する場合、JR日豊本線の宇佐駅から大分交通バス中津行きで9分ほどで「宇佐八幡」バス停に到着しますので、境内は下車した眼の前です。

宇佐神宮のモノレールとは

宇佐神宮にはモノレールがありますが、お年寄りやベビーカー、車椅子など身体の不自由な人向けの小型の斜面走行をするもので、定員は6名です。利用時間は午前8時から午後4時30分まで、車イス1台と介助者が乗れるスペースはありますが、車椅子2台同時には乗れません。

モノレールの場所は表参道からはかなり離れた南大門の脇となっています。表参道から境内の若宮神社付近を通って大きく迂回して南大門のモノレール乗り場に行くことができるほか、境内外周から自動車で行く方法もあります。

宇佐神宮のパワースポット

宇佐神宮のパワースポットとして注目されている場所がいくつかあります。
手水舎から上宮に向かう上りの石段の途中に「夫婦石」があります。左右対称の三角形の石が並んでいて、独り身の場合は両足で踏むと良縁に恵まれ、夫婦やカップルの場合は手をつなぎながら片方ずつ踏むと末長く睦まじく暮らせるといいます。

宇佐神宮にはかつて神宮寺として弥勒寺がありましたが、現在は廃絶しています。この弥勒寺跡は境内西側の呉橋から御本殿に至る参道の南側一帯にあたり、境内のなかでもほとんど人通りのない場所です。
弥勒寺跡に続く小路には天満神社などのいくつかの小さな祠がありますが、その一角にある2体の地蔵が「願掛け地蔵」です。一生に一度だけ願いを叶えてくれるというパワースポットになっています。

宇佐神宮の御朱印

宇佐神宮の御朱印は、御本殿に至る参道の途中の「御朱印所」でいただけます。初穂料は300円です。参拝する前に御朱印帳を預けておいて、参拝後にふたたび御朱印所に立ち寄って引き取るかたちになります。

オリジナルご朱印帳には御本殿をデザインした朱色と紺色のものと、ご神紋をイメージした白色のもののあわせて3種類があります。初穂料は1200円です。