箱根外輪山の明神ヶ岳に位置し天狗伝説や紅葉の名所で有名な大雄山最乗寺(道了尊)

大雄山最乗寺(道了尊)

「道了尊」と親しまれる大雄山最乗寺は、神奈川県南足柄市の明神ヶ岳中腹にある曹洞宗の寺院です。応永元年(1394年)に了庵慧明禅師が開山したといいますが、工事に尽力してついには天狗に变化して寺の守護神になったといわれる道了尊者を祀ることでも有名です。境内には本堂のほかにも、もっとも高い場所に位置する奥の院、道了尊者と天狗を祀る御真殿、身を焼く火定によって壮絶な最期を遂げたという慧春尼を祀る慧春尼堂、江戸時代につくられた多宝塔などの、さまざまな堂塔がそびえています。

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道了尊(大雄山最乗寺)へのアクセス方法と駐車場

住所   神奈川県南足柄市大雄町1157
電話番号 0465-74-3121

道了尊(大雄山最乗寺)はかなり山中奥まった場所にありますが、公共交通は整備されています。
鉄道の場合は伊豆箱根鉄道の大雄山駅で降りて、伊豆箱根バスの道了尊行きに乗って約10分、道了尊バス停で下車します。バス停は境内の入り口にあるので参道の階段を登って徒歩5分ほどで本堂に着きます。

マイカーやレンタカーの場合は、東名高速道路の大井松田インターチェンジを降りて、インターチェンジに接続している県道78号線をどこまでもまっすぐ進んで20分ほどとなります。
駐車場は正面の参道にある碧落門の下から信徒会館の下にかけて、250台分のキャパシティがあり、無料で駐車できます。

大雄山最乗寺の御朱印

大雄山最乗寺の御朱印ですが、通常の「道了尊」の墨書のものや「関東三十六不動」(清瀧不動尊)のものがあり、志納料は300円です。
参道を正面から入ると碧落門や瑠璃門に行き当たりますが、これらの門の右手に総受付がありますので、ここで依頼をします。
2018年に登場した新しい御朱印帳は、天狗や高下駄などがデザインされたもので、御朱印帳袋もあります。志納料は御朱印帳が2800円、御朱印袋は1500円になります。

大雄山最乗寺のパワースポット

道了尊は紅葉の名所にもなるほど自然に満ち溢れた場所で、パワースポットとよばれるところがいくつもあります。
たとえば、清滝不動を祀る不動堂の下にある清滝、十一面観世音菩薩が祀られている奥の院と、その下の道了尊を祀る御真殿、特に女性が紅白の欅に願い事を書いて奉納する慧春尼堂、開山了庵慧明禅師が坐禅をしたという座禅石などが有名です。