幕末の志士たちを育てた吉田松陰を祀り松下村塾の遺構が見られる松陰神社

松陰神社

山口県萩市にある松陰神社は、明治40年(1907)に創建された、吉田松陰やその門人たちを祀る神社です。吉田松陰の実家の杉家の屋敷に小祠が建てられたのがはじまりで、その後伊藤博文らが中心となって正式な神社を創建する運動が巻き起こり、明治40年(1907)に県社としての創建許可が下りました。御神体には松陰が愛用していた赤間硯や文書が納められています。学問の神として信仰され、受験生などが多く集まるほか、境内には維新の原動力となった門人たちを輩出した松下村塾が建っています。なお、松下村塾は「明治日本の産業革命遺産」としてユネスコ世界文化遺産に登録されています。

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松陰神社のアクセス方法と駐車場

住所 萩市椿東1537
電話番号 0838-22-4643

松陰神社にレンタカーやマイカーで出かける場合は、中国自動車道の美祢東ジャンクションから40分程度です。
境内と神社入口に100台以上の駐車場が用意されており、普通車であれば無料で駐車できます。大型車は500円となります。

公共交通機関を使う場合は、萩循環まぁーるバス(東回りコース)で松陰神社前バス停で下車して徒歩1分です。

松陰神社の御朱印や授与品など

松陰神社の御朱印は吉田松陰が座右の銘としていた「至誠」の文字が中心に書かれています。至誠とは真心のことであり、孟子の一節「至誠而不動者未之有也」、至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり、に拠っています。
松陰神社にはオリジナル御朱印帳もあり、こちらは表紙と裏表紙にそれぞれ松陰神社の社殿や松下村塾の風景が描かれています。

松陰神社の授与品では「至誠守」などは人気が高く、これは吉田松陰が自ら書した「至誠」の文字をスキャンして錦袋の表面に取り込んだもので、合格や学業成就のご利益を求める人たちが多く頒布を受けています。