中国自動車道料金・サービスエリア・路線図ほか

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中国自動車道とは、名神高速道路および近畿自動車道に接続する吹田ジャンクションから関門自動車道に接続する下関インターチェンジまでを結ぶ、供用済み区間の延長が540.1キロメートルの高速道路です。高速道路ナンバリングによる路線番号は、E2Aとなっています。この路線は途中で阪神高速道路、山陽自動車道、新名神高速道路、舞鶴若狭自動車道、播但連絡道路、播磨自動車道、鳥取自動車道、米子自動車道、岡山自動車道、松江自動車道、尾道自動車道、浜田自動車道、広島自動車道、山陰自動車道にも接続しています。

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中国自動車道料金

我が国の高速道路・有料道路の基本的な料金体系は、

高速道路料金
対距離料金制
距離(km)× キロ単価 + ターミナルチャージ(150円)+ 消費税
ただし、キロ単価は 大都市近郊区間29.52円/km、普通区間24.6円/km など
10円未満の端数は四捨五入
均一料金制
中央道 高井戸~八王子(非ETC)1,000円
東京外環道 大泉JCT~高谷JCT(非ETC)1,040円
近畿道 摂津北IC~摂津南IC・吹田IC~松原IC(非ETC)756円
阪和道 堺IC~岸和田和泉IC・長原IC~岸和田和泉IC(非ETC)760円 など
一般有料道路料金
それぞれの道路ごとに決められた区間料金

となっています(普通車の場合)。ただし、対距離料金制区間を100キロ以上走行の場合の長距離低減制、ETCで走行する場合のETC割引などの、いくつかの例外があります。

ETCで走行する場合には、次のようなETC限定の各種割引制度がありますので、走行した区間が対象路線などの条件に該当していれば、通常料金からの大幅な割引が受けられます。

平日朝夕割引
平日朝(6時~9時)、夕(17時~20時)にNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(東京近郊・大阪近郊は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、通行料金を30パーセントから50パーセント還元
ただし、「ETCマイレージサービス」に事前登録が必要
休日割引
土曜日・日曜日・祝日・1月2日から3日までにNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(東京近郊・大阪近郊は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、普通車・軽自動車等(二輪車)に限り通行料金を30パーセント割引
深夜割引
毎日午前0時~午前4時にNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、通行料金を30パーセント割引

中国自動車道のサービスエリアと路線図

中国自動車道の路線図やサービスエリア・パーキングエリア情報は、各道路会社の公式ホームページなどにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からアクセスして調べることができます。

中国自動車道のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の一覧は次のとおりです。

西宮名塩SA、赤松PA、社PA、加西SA、安富PA、揖保川PA、上月PA、楢原PA、勝央SA、二宮PA、美作追分PA、真庭PA、大佐SA、神郷PA、帝釈峡PA、本村PA、七塚原SA、江の川PA、本郷PA、安佐SA、筒賀PA、吉和SA、深谷PA、朝倉PA、鹿野SA、荷卸峠PA、湯田温泉PA、美東SA、伊佐PA、王司PA

なお、令和2年3月21日に「湯田温泉スマートインターチェンジ(IC)」が供用開始し、これと同時に休憩施設名称が「湯田パーキングエリア(PA)」から「湯田温泉パーキングエリア(PA)」に変更されています。

これらのサービスエリア・パーキングエリアにインフォメーションコーナーや道路情報ターミナル端末などがある場合には、リアルタイムで渋滞・交通事故・通行止め・ランプ閉鎖・冬用タイヤまたはチェーン装着規制・工事中などの箇所や内容などがわかります。

また、全国のサービスエリア・パーキングエリアのなかには、ETC車で一般道への出入りができるスマートインターチェンジ(SIC)、一般道の「道の駅」や都市公園などと連結したハイウェイオアシスをもつものがあります。

渋滞等による遅延の責任

高速道路の渋滞、事故による通行止めなどの影響によって、目的地に定刻どおりに到着することができなかった場合、それによって何らかの損害が高速道路を走行した利用者に発生したとしても、高速道路会社のほうでは責任を負わないというのが原則です。これは高速道路の供用約款のなかに会社の免責規定がある上に、そもそも高速道路を使えば定刻どおりに到着できること自体が、高速道路があることによってその人が偶然に得られる利益、いわゆる反射的利益に過ぎないというのが理由として挙げられます。

高速道路のガソリンスタンド

高速道路のサービスエリアやパーキングエリアにはガソリンスタンドが設置されていることがありますが、すべての施設に設置されているわけではありません。特に営業環境の悪化などで既設のガソリンスタンドが閉鎖され、高速道路の走行中、長い距離にわたって給油ができなくなっているエリアもありますので要注意といえます。
一部のガソリンスタンドのなかには、パンク修理ができる、電気自動車用急速充電システムを設置している、寒冷地用軽油を販売している、タイヤチェーンを販売しているといった、地域の事情にあわせた特別な対応をしている店舗があります。
また、路外給油社会実験として、高速道路のインターチェンジをいったん降りた先の一般道路沿いにあるガソリンスタンドで給油して、その後一定時間内に高速道路に復帰すれば、高速道路を降りないでそのまま走行した場合と同一料金とみなす取り扱いをしている区間もあります。