北極星の神を祀り勇壮な山車を操る秩父夜祭でも有名な秩父神社

秩父神社

埼玉県秩父市にある秩父神社は、崇神天皇の時代に知知夫国造の知知夫彦命が祖神をお祀りしたことに始まるといわれる由緒ある神社です。中世以降は秩父平氏の信仰する北極星の神・妙見神を祀る秩父妙見宮として隆盛しました。社殿は徳川家康が寄進したもので左甚五郎作のつなぎの龍などの優れた彫刻があります。毎年12月3日に行われる例祭は「秩父夜祭」といい、国重要無形民俗文化財、ユネスコ世界遺産にもなっており、京都の祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭に数えられる勇壮な山車が繰り出すお祭りです。

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秩父神社のアクセス方法と駐車場

住所 埼玉県秩父市番場町1-3
電話番号 0494-22-0262

秩父神社は秩父鉄道の秩父駅から徒歩3分の至近距離にあります。西武秩父線の西武秩父駅からも徒歩約10分ほどです。
マイカーやレンタカーでのアクセスは、関越自動車道の花園インターチェンジで降りて国道140号、皆野寄居バイパスを経由して約40分です。
境内の社務所裏にアスファルトで舗装された無料の駐車場がありますが、ほかに西門から直接境内に入って駐車することできます。

秩父神社の御朱印

秩父神社の御朱印は、境内入って右側にある授与所でいただくことができます。
通常は初穂料300円で、他の参拝者も並んでいる場合は番号で呼び出しがあります。
通常の御朱印のほか、秩父夜祭の際だけに頒布される限定御朱印などもあり、神社の公式フェイスブック上などで案内があります。
また、秩父神社のオリジナル御朱印帳も同じく授与所で頒布されています。

秩父神社の授与品

秩父神社の社殿の真後ろには北辰の梟(ふくろう)と呼ばれる彫刻があり、秩父神社のシンボルとなっています。
このため神社の授与品にもふくろうがモチーフになったものが多く、ふくろうが描かれた学問成就の御守りの「智慧梟」、初穂料700円などは定番となっています。
ほかにもフクロウや秩父夜祭の山車を描いた絵馬などがあり、初穂料1000円程度ですが、また秩父神社は秩父を舞台にしたアニメ・映画の「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や「心が叫びたがってるんだ。」の聖地でもあることから、ヒロインなどの画像入りの絵馬も1000円で頒布されています。

秩父夜祭のチケット

秩父夜祭を椅子席で観覧したい場合には、毎年10月に秩父観光協会を通じて募集が行われる有料屋台観覧席入場券の申込みをしておかなければなりません。もっとも人気のチケットですので申込みをしたからといってかならずチケットが入手できるわけではなく、応募者のなかから抽選で選ばれることになっています。
座席の正確な位置の指定はできず、チケットの料金は1人あたり6000円です。
これらの席は秩父市役所の前の広場に設営されていて、秩父夜祭のハイライトである、山車が団子坂を引き上げられる勇壮なシーンを間近で目にすることができます。
なお、秩父夜祭に関して注意したいのは、当日周辺の秩父市内のホテルや旅館も早い時期に予約がいっぱいになってしまうことです。もちろん市外にホテルを予約して、当日に秩父鉄道などで市内を訪れる手段もありますが、いずれにしても宿泊の手配も忘れないことが重要です。