和同開珎ゆかりの神社で金運のご利益で知られる聖神社

聖神社

埼玉県秩父市にある聖神社は、日本最初の流通貨幣といわれる和同開珎ゆかりの神社で、付近には当時の自然銅の採掘遺跡があります。社宝として元明天皇から下賜された銅製の蜈蚣(百足:むかで)雌雄一対を納めます。聖神社の社殿は江戸時代のもので、神仏混淆のパワースポットとして有名な秩父今宮神社から移築されました。鉱山や金属の神様である金山彦命を祀るこの聖神社は「銭神様」ともよばれ、金運将来・宝くじ当選のご利益を求めて遠方からも参拝者が訪れています。

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聖神社のアクセス方法と駐車場

住所 埼玉県秩父市黒谷字菅仁田2191
電話番号 0494-24-2106

聖神社は秩父市の市街地からは離れた場所にありますが、もしも公共交通機関を使うのであれば、秩父鉄道の和銅黒谷駅で下車して徒歩5分ほどとなります。
マイカーやレンタカーでのアクセスは、関越自動車道の花園インターチェンジで降りて国道140号に入り、皆野寄居有料道路を経由して約30分です。
駐車場は聖神社の境内下に若干台無料で駐車できるスペースがありますが、最近では人気が高まっていますので、混雑時には聖神社の南徒歩5分の場所にある内田家住宅の周囲が臨時駐車場として開放されます。
ただし、神社南側徒歩3分の国道130号沿いにセブンイレブン秩父黒谷店、さらに道路反対側に待避所として国道が広くなった部分があり、ここに観光バスのような大型車両が駐車することも多く、土曜日・日曜日・祝日には周辺道路が渋滞することがあります。

聖神社の御朱印

聖神社は通常は無人ですが、社殿の扉が開いている時間帯であれば、社殿の前に書き置きの御朱印をはじめとして、御守や金運財布などの各種のグッズが並んでいるはずです。
このうち御朱印は初穂料300円で、置いてあるものを直接取ってお金は箱に入れる形式です。
聖神社のオリジナル御朱印帳もあり、金色(濃い黄色)の背景に社殿と神使のムカデが描かたデザインとなっています。

古代の和銅遺跡

慶雲5年(西暦708年)、武蔵国秩父郡から高純度の自然銅が我が国ではじめて発見されて朝廷に献上され、これを記念して元号が「和銅」に改められ、日本最初の流通貨幣「和同開珎」が発行されました。
このときに銅が採掘された跡が、秩父市黒谷の和銅山にあり、聖神社から東に徒歩で10分から15分ほど歩いた山中になります。
沢沿いの「和銅採掘露天掘跡」には高さ5メートルの和銅開珎のモニュメントが建てられており、その周囲に採掘の痕跡を示す案内板があります。