福知山城の鎮守で鎌倉時代の灯籠が残る一宮神社

一宮神社

京都府福知山市の一宮神社は、西暦707年創建とされる古い神社で、福知山城の鎮守として城主の朽木植元が再建した檜皮葺(ひわだぶき)の本殿が見どころです。また、境内にはこの地方では最古という、鎌倉時代につくられた灯籠が残されています。

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一宮神社のアクセス方法と駐車場

住所 京都府福知山市字堀2249
電話番号 0773-22-2058

一宮神社は駅からやや離れていますので、アクセスには公共交通機関かマイカー・レンタカーを利用するのがよいでしょう。
JR山陰本線福知山線京都丹後鉄道宮福線が乗り入れる福知山駅からであれば、京都交通バスに乗って5分、一宮神社前バス停で下車します。
マイカーやレンタカーの場合は、舞鶴若狭自動車道の福知山インターチェンジから10分ほどです。
駐車場は正面にはありませんが、境内の裏手のほうに回り込んで第2参道から入れば、境内に駐車は可能です。

一宮神社の御由緒

一宮神社の御由緒については社頭に次の通り書かれています。

一宮神社略記
御祭神 大己貴神(別名・大国主神)。
鎮座地 京都府福知山市堀。
御鎮座 慶雲四年(七〇七)麿子親王の創建にかゝる古社。
御由緒 丹波、丹後の国境の守護神として崇敬され、天正年間、福智山城なるや、城中、城下の鎮守神として崇敬をあつめ、城主によって社殿の修復がなされ、宝物、神饌田等の奉献もあり現在は福知山、鎮守、守護神としてのみならず、全国各地方からの崇敬参拝者多し。
現在の本殿は、正徳四年四月に炎上後、時の城主朽木民部少輔稙元によって、享保三年八月に造営されたもので、其の後寛政三年七月に修理がなされ、後は屋根の葺替等の補修が加えられた程度で現在にいたっている。たゞし幣殿、拝殿は、昭和九年に建て替えられている。
境内には、十二の由緒ある境内社がある。
御神徳 福徳、円満、和平、開運、縁結び、商売繁栄、五穀豊穣、国土開拓、医薬、禁厭、病疫祓除、温泉、わけても顕幽両界を主宰し給う神として、神威極めてあらたかなる神である。
祭祀御例祭 十月二十日・ニ十一日 夏祭七月二十日・ニ十一日、その他
■大国主神についての詳細は、多くの古書に詳細に記されているので略
文化財 本殿、幣殿、拝殿、能舞台、石鳥居、石及び鉄燈籠、刀剣兼定、御宸翰、絵馬、明治天皇御衣服、狛犬(石造、木造)古文書等