ザビエルが坂東の大学と呼んだ日本最古の学校で国史跡・日本遺産の足利学校

足利学校

足利学校は下野国足利荘、現在の栃木県足利市にあった中世の教育機関です。創建は諸説あり、奈良時代の国学にさかのぼるもの、平安時代の小野篁説、鎌倉時代の足利義兼説などが知られています。室町時代に関東管領上杉憲実が書物の寄進や庠主(しょうしゅ:校長)の招聘により再興し、宣教師のフランシスコ・ザビエルは「坂東の大学」と呼びました。現在は建物が復元され、足利市の生涯学習の拠点施設にもなっています。

広告

足利学校のアクセス方法と駐車場

住所 栃木県足利市昌平町2338
電話番号 0284-41-2655

足利学校は渡良瀬川の北側に広がる足利市の市街地にあります。
公共交通機関を使う場合は、JR両毛線の足利駅から徒歩10分、東武伊勢崎線の足利市駅から徒歩15分です。
マイカーやレンタカーの場合は、北関東自動車道の足利インターチェンジで降りて10分です。
駐車場は足利学校の事務棟の裏手に身障者用の駐車場が若干台あるだけですので、一般には歩いて数分の「太平記館 観光駐車場」を利用します、この駐車場は無料で利用できます。

足利学校の営業時間

足利学校の営業時間ですが、4月から9月は午前9時から午後5時(受付は4時30分)まで、10月から3月は午前9時から午後4時30分(受付は4時)となっています。
休館日は第3月曜日で、祝日や振替休日のときは翌日となりす。ほかに年末の時期も休館です。
参観料は一般個人が420円、高校生個人が220円、中学生以下や障がい者は無料です。
団体は20名以上で割引料金が適用されます。

日本唯一の「学校」の扁額

足利学校といえば門に掲げられている「学校」の扁額がしばしば話題となります。この額の由来について、現地の案内板には次のとおりあります。

学校門 GAKKO MON GATE
日本で唯一の「学校」の額がかけられた門です。寛文八年(一六六八)に建てられ、足利学校のシンボルとして江戸時代から今日まで受け継がれてきました。「学校」という言葉は、儒学の教科書の一つである「孟子」の中にある言葉です。扁額「學校」は、江戸国史館助教授の狛高庸が 明の書家蒋竜渓の書を、縮小したものです。

Gakko mon is the only gate which displays the tablet inscribed with Chinese characters gakko (school) in Japan. It was built in 1668 and was passed on from the Edo period. Now, it serves as a symbol of Ashikaga Gakko. The word gakko appears in Mencius, one of the four Confucian Classics The writing gakko on the tablet is originally ascribed to Sho Ryukei. a calligrapher during the Ming dynasty. However, Takayasu koma, an assistant professor at the editorial office of the Edo shogunate, scaled down the large original so that it fits into the tablet.