2020年大河ドラマの主人公明智光秀が築いたゆかりの深い名城・福知山城

福知山城

福知山城(福智山城)は、1579年(天正7年)に明智光秀が築城した平山城で、現在の京都府福知山市の市街地にそびえ立っています。明智光秀といえば主君の織田信長に謀反を起こした「本能寺の変」で知られ、かつてはネガティブなイメージで語られることが多かった存在ですが、最近はその事績が見直されつつあります。ここ福知山城も明智光秀とゆかりの深い場所のひとつで、「続日本名城100選」にランクインしています。

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福知山城へのアクセス

住所:京都府福知山市字内記(内記一丁目)5
電話番号:0773-23-9564

福知山城はJR山陰本線・福知山線の福知山駅北口から徒歩15分ほどの市街地にあります。駅前の大通りを福知山市役所の方向に東にひたすら進めば行き着くため、アクセス自体は容易です。ただし、天守閣の位置はかなり高さがあり、大通りの歩道から階段やスロープ状の通路でその位置まで登る必要があれます。

マイカーやレンタカーの場合には、舞鶴若狭自動車道の福知山インターチェンジから国道8号バイパスを経由して10分ほどです。福知山城に隣接して無料の観光駐車場とトイレがありますので、車でのアクセスにも問題はありません。この無料駐車場から巨大な太鼓橋を渡って堀を越え、福知山城の天守閣に向かう遊歩道へと合流します。

福知山城天守閣の入場料金や営業時間

明智光秀が「福智山城」と名付けたこの城は、江戸時代も福智山藩の有馬氏や朽木氏の居城として機能していましたが、明治時代に廃城令によって取り壊され、石垣などが残るのみとなっていました。それが昭和61年になって、市民の瓦1枚運動などの草の根的な取り組みで三層四階の天守閣が復元され、現在では福知山の歴史や文化を紹介する博物館になっています。

この福知山城天守閣の開館時間は、午前9時から午後5時まで、入館は午後4時30分までで、入館料は大人330円、こども(小・中学生)110円です。休館日は12月28日から12月31日、および1月4日から1月6日となっています。

この営業時間はあくまでも天守閣の内部に入館する場合ですので、それ以外の時間帯でも城の曲輪内部の遊歩道を散策することは可能です。

福知山城周辺の見どころ

福知山城の周辺には大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公である明智光秀との関連が深いさまざまな観光スポットがあります。福知山城の北にある広小路通りの突き当たりにある「御霊神社」は、宇賀御霊大神(ウガノミタマノオオカミ)とともに、城下に善政を敷いた明智光秀公を祀っています。

また、由良川沿いにある「明智藪」は、由良川の氾濫対策として明智光秀が築いた堤防で、竹が植林されています。