日本最古の神社建築やパワースポット桐原水も湧く世界遺産の宇治上神社

宇治上神社

宇治上神社は京都府宇治市にある古社ですが、平等院鳳凰堂とともにユネスコの世界遺産にも登録されていることもあって、京都観光の見どころのひとつとして知られています。境内には平安時代後期につくられた日本最古の神社建築である本殿が残るほか、「宇治七名水」のパワースポット桐原水も湧いています。近年ではウサギのおみくじやオリジナル御朱印でも人気が高い神社です。

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宇治上神社のアクセス方法

住所 京都府宇治市宇治山田59
電話番号 0774-21-4634

宇治上神社に公共交通機関でアクセスする場合、京阪電鉄宇治線の宇治駅から徒歩で10分程となります。途中には歩行者向けの道標や地図がいくつもありますので、それにしたがって歩くとよいでしょう。

マイカーの場合には、京滋バイパスの宇治東インターチェンジを降りて、南に車で5分ほどとなります。進入路は狭く観光客も多いので注意が必要ですが、境内の手前に無料で駐車できる参拝者専用駐車場があります。ただし、営業時間は9時から4時20分までで、閉門時刻をすぎると翌朝まで出庫できません。

宇治上神社の御朱印

宇治上神社の御朱印にはいろいろな種類があり、季節限定・人数限定の御朱印も含まれています。正面の門を入ると右手にある授与所でいただけます。

通常の御朱印帳に手書きで記載する御朱印は初穂料300円ですが、人気があるのはこれとは別の御朱印です。

名産品宇治茶をイメージした緑色の台紙の「茶加美朱印」、源氏物語ゆかりの地ということで紫式部をイメージした紫色の台紙に金泥で文字を記した「紫金字朱印」は、それぞれ初穂料は500円で、参拝した日付が入ります。

そのほかにも季節ごとにオリジナルの限定御朱印が登場しますので、見本から種類を選んで授与所に申し出ます。いずれも初穂料は500円ですが、限定御朱印は人数も限定されていますので、もらえない場合もあるので注意が必要です。

宇治上神社のうさぎみくじ

宇治はもとは「菟道」と書いたことから、ウサギとのご縁が深い神社として、境内にはさまざまなうさぎグッズが飾られています。

授与品で人気があるのは「うさぎみくじ」で、「宇治上神社印」が押捺されたカラフルでかわいいウサギの容器におみくじが封入されています。

宇治上神社の由緒

宇治上神社の創建については、くわしくは不明となっていますが、社頭の案内板には次のような記載があります。

宇治上神社 Ujigami Shrine
宇治上神社は、明治維新までは隣接する宇治神社と二社一体で、それぞれ、離宮上社、離宮下社と呼ばれていました。祭神は宇治神社の祭神でもある悲運の皇子菟道稚郎子のほか、父の応神天皇と兄の仁徳天皇を祀っています。本殿は平安時代後期の、神社建築としては最古のものに属する建造物で、一間社流造の内殿三棟を左右一列に並べ、後世これらに共通の覆屋をかけたものです。また、その身舎の扉には、建設当時の絵画が遺されています。なお、境内に湧き出ている桐原水は、宇治七名水の一つとされています。