伊勢国一宮として導きの神・猿田彦を祀る椿大神社

椿大神社

椿大神社とは、三重県鈴鹿市にある神社で、伊勢国一宮、猿田彦大本宮として崇敬されてきました。
垂仁天皇27年、猿田彦大神の墳墓(高山土公神陵)の近くに「道別大神の社」として社殿が造営されたのがはじまりといわれています。
境内末社に世界的な電気機器メーカーであるパナソニックの創業者である松下幸之助を祀る松下幸之助社があります。

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椿大神社のアクセス方法と駐車場

椿大神社は、三重県鈴鹿市山本町字御旅1871にあります。
公共交通機関を使う場合、近鉄鈴鹿線平田町駅またはJR加佐登駅から鈴鹿市コミュニティバスに乗り「椿大神社」バス停で下車します。
マイカーやレンタカーの場合、東名阪自動車道「鈴鹿IC」で降りて約5分です。
境内の周囲には無料駐車場が多数あります(参考:椿大神社駐車場位置図)。

椿大神社の御由緒

椿大神社の御由緒については、境内の案内板に次の通り書かれています。

伊勢国一の宮
猿田彦大本宮
椿大神社

主祭神 猿田彦大神
相殿神 皇孫瓊々杵尊 御母栲幡千々姫命
前座 行満大明神

当神社は、高山・入道ヶ嶽と短山・椿ヶ嶽を天然の社とした猿田彦大神が、安住地であった太古の磐座から御船磐座(現地上)に居を移し、爾来この神域を大霊場として人々を守り導かれる地祇・猿田彦大本宮です。
御創建は第十一代・垂仁天皇御代二十七年秋八月(紀元前三年)、倭姫命の御神託により、道別(御みちびき)の社として斎い祀られました。全国の猿田彦大神の総本宮です。
猿田彦大神(別名・椿大神)は天皇陛下の御先祖瓊々杵尊が地上に降臨されるに当たり、天の八衢(分岐点)迄お迎えに上られ、九州に御先導されたことから、「みちびきの祖神」と崇められる地祇の祖神であり、祓えの祖神であります。
御神徳は、この地上で生きるために必要な衣食住を始め、家屋敷を守り、祓い清めて安住することの出来る生活の導きも、すべて椿大明神・猿田彦大神の守導によるものであります。
「この地にわれ(天孫)の天降りしは、悉く皆ちまたの神(猿田彦大神)との幽契にもとずくものなり」(古語拾遺より)