本宮山には古代の磐座遺跡もある三河一宮・砥鹿神社

砥鹿神社

愛知県豊川市の「砥鹿(とが)神社」は、三河国一宮として知られる名社で、古くは本宮山に祀られていました。今でも本宮山頂には奥宮が建ち、古代の磐座遺跡や古墳がみられます。5月の例大祭で披露される流鏑馬(やぶさめ)、正月恒例の境内社三河ゑびす社の初えびすでは多くの参拝客が訪れます。

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砥鹿神社のアクセスと駐車場

所在地 愛知県豊川市一宮町西垣内2(里宮)
電話番号 0533-93-2001
拝観時間 8:30~17:00

砥鹿神社は本宮山頂の奥宮と山麓の里宮に分かれていますが、一般に七五三やお宮参り、その他の祈願などで参拝するのは里宮のほうです。
砥鹿神社里宮は三河一宮駅を東に進んで徒歩で5分ほどのところにあり、公共交通機関を使うのであればJR飯田線が便利です。マイカーの場合は東名高速道路の豊川インターチェンジを出て国道151号伊那街道を新城方面に北上し、やはり5分ほどで到着できます。国道沿いに舗装済みの大きな駐車場がありますので、マイカーでの参拝にも困ることはありません。さらに自動車のお祓いであれば正面の神門の脇の専用入り口からそのまま境内の拝殿近くまで乗り入れることも可能です。

一方で本宮山頂にある砥鹿神社奥宮のほうですが、国道301号から本宮山スカイラインに入ると奥宮の大きな看板が出ていますので、これをたよりに駐車場に駐車して、そこからは徒歩で参道を進みます。車のお祓い希望の場合は駐車場からさらに参道を奥まで進むことができます。ちなみに山麓の上長山1丁目には登山口入口がありますが、ここから本宮山の登山道を徒歩で進む場合は約2時間ほどかかります。

砥鹿神社の御朱印

砥鹿神社の御朱印は初穂料300円で、社務所において受け付けています。砥鹿神社は里宮と奥宮の両方で御朱印がいただけます(どちらにも社務所がある)が、奥宮のほうは駐車場が9時開門で15時30分には閉鎖されてしましますので、その点には注意したほうがよさそうです。また、鹿と亀甲型の御神紋をあしらったオリジナル御朱印帳も1,000円で頒布されています。

砥鹿神社里宮・奥宮の歴史と由来

社頭の案内には次のとおり書かれています。

三河国一宮砥鹿神社(里宮)
祭神 大己貴命
例祭 五月三・四・五日
特殊神事 一月三日 田遊祭 一月八日 弓始祭 二月七日 火舞祭
当神社は、太古より本宮山にお祀りされていたが、今から約千三百年前の大宝年間、現在地にお遷しした。爾来、三河国一宮として、或いは、東海地方の総鎮守として、広く朝野の崇敬を寄せられてきた。現在は、交通安全、厄除守護、家運隆昌のご神徳が仰がれている。社殿は、昭和三十七年に造営成った、総檜造りの荘厳な建物である。

本宮山砥鹿神社奥宮
祭神 大己貴命 
例祭 二月六日
特殊神事 一月六日 宝印祭 一月十五日 粥占祭
里宮の北方に聳える秀麗なお山が、本宮山(海抜七八九米)である。山頂に奥宮が鎮座し、古代から信仰の山として、尊崇され、境内には大小の磐座が点在する。又、山頂附近の社叢は、神域として保護され、愛知県の天然記念物に指定されている。山上からの眺望は素晴らしく、三河湾・アルプス連峰・富士山が一望に見渡せる。
交通 本宮山スカイラインを通り車で40分 一五一号線新城市千郷小学校左折