越中国一宮として崇敬され初詣の参拝客も多い高瀬神社

富山県南砺市にある「高瀬神社」は、大国主命を主祭神とする神社で、越中國一宮のひとつです。
越中国では国府が何度も移転したため、一宮を名乗る神社がこの高瀬神社を含め気多神社・射水神社・雄山神社と4つあります。
正月の初詣では20万人もの人々が訪れ、駅までのシャトルバスも登場します。

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高瀬神社のアクセス

高瀬神社は富山県南砺市高瀬291にあります。

マイカーでアクセスする場合、北陸自動車道「砺波インターチェンジ」か東海北陸自動車道「福光インターチェンジ」も「南砺スマートインターチェンジ」で降りて、それぞれ15分ほどのドライブです。
神社の脇に無料駐車場があります。正月にはこれ以外にも臨時駐車場が設けられます。

公共交通機関でアクセスする場合、JR城端線「福野駅」からタクシーで10分ほどです。

高瀬神社の御由緒と御祭神

高瀬神社の御由緒・御祭神については、境内の碑に次のとおり書かれています。

由緒

主祭神 大己貴命
配神 天活玉命
配神 五十猛命
当神社の鎮座は遠く、農耕文化の芽生える弥生時代の頃とされています。
延喜五年(九〇五)の神名帳にも登載された砺波七座の筆頭にあり、御神徳の顕著な神社として皇室の崇敬も厚く、奉幣使の派遣もあり越中一宮と称されております。
宝亀一一年(七八〇)従五位下の神階を奉られ年を歴ると共に昇敘を重ねました。治承四年(一一八〇)には正一位に列せられて、大いに宸襟を賑わしました。時代の推移と共に社頭衰頽に及ぶこともありましたが 明治の御代になりまして社運漸く顕われて、明治六年(一八七三)県社に、大正一二年(一九二二)には崇敬者が念願する国幣小社に昇格されました。
昭和二三年(一九四八)社殿の造営成りて神苑は面目を一新するに至りました。
境内の功霊殿は昭和二四年(一九四九)旧本殿を移築したもので、砺波地方の先賢文化功労者並に戦没者勇士の英霊を祀ってあります。
相殿 神明宮 天照皇大神
相殿 風宮 級長戸辺命
相殿 学神 大宰府天満宮大神
末社 稲荷社 伏見稲荷大神