お多賀杓子と縁結びの御利益で知られる紅葉の名所・多賀大社

多賀大社

滋賀県犬上郡多賀町にある多賀大社は、『古事記』にみられるイザナギの幽宮とされる由緒ある神社で、延命長寿などの御利益で知られています。紅葉の名所でもあるほか、豊臣秀吉の寄進を受けて築造された門前の「太閤橋」、国名勝の「旧不動院奥書院庭園」、独特のお守り「お多賀杓子」など見どころも多くあります。

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多賀大社のアクセス方法と駐車場

住所 滋賀県犬上郡多賀町大字多賀604
電話番号 0749-48-1101

多賀大社に公共交通機関でアクセスするのであれば、近江鉄道の「多賀大社前駅」が最寄り駅となります。ここから徒歩10分ほどで多賀大社の正面まで至ります。
マイカー・レンタカーの場合は、名神自動車道の「彦根インターチェンジ」から10分です。境内に無料の駐車場があり、繁忙期には誘導があります。

多賀大社の名物・お多賀杓子

お多賀杓子は、その名のとおりご飯をよそうのに使われる木製の杓子ですが、これを多賀大社ではお守りの一種として頒布しています。初穂料は600円ですが、小ぶりの杓子絵馬は300円で、こちらは普通の絵馬と同様に、願い事を書いて境内に奉納しておきます。
このお多賀杓子は、元正天皇の病気の際に多賀大社の神主が強飯を炊き、杓子を献上したところ、たちまちにして快癒したことがはじまりと伝えられています。

多賀大社の御祭神・由緒

多賀大社については社頭に次のとおり案内があります。

多賀大社の概略
ご祭神 伊邪那岐大神 伊邪那美大神
この男女二柱の大神は、はじめて夫婦の道をおこされ、わが国土と万物の神々と、その主宰神としての天照大神をお生みになられましたので昔から、わが日本国の祖神さまと仰がれ、奈良時代の初めにできた「古事記」には、すでに淡海の多賀にご鎮座という記事が見えています。
そこで、早くより朝野の尊崇あつく、延命長寿、縁結び、厄除の神と仰がれ、元正天皇や俊来坊重源、太陽秀吉の母大政所の延命祈願、武田晴信(信玄)の厄除祈願など数々のご社伝が伝えられております。
四月二十二日の多賀まつり(古例大祭)の騎馬四十頭に及ぶご神幸は天下に名高く、他にも節分祭、お田植祭、万灯祭、九月古例祭、七五三なども大変なにぎわいを見せます。
室町時代以来の由緒をもつ全国各地の多賀講はあまりにも有名ですが、更に近年は崇敬会に加入して神縁を結ばれる人々も増加しています。
ご本社の左奥にある参集殿では、これらの人々のお食事、あるいは結婚式の披露宴なども行なわれています。
又、春の枝垂れ桜、秋の紅葉、国の名勝である奥書院庭園も見事で、年間を通じ約百七十万人の参拝者を数えております。