名神高速道路料金・渋滞予測・路線図・開通予定

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名神高速道路とは、東名高速道路に接続する小牧インターチェンジから阪神高速道路3号神戸線に接続する西宮インターチェンジまでを結ぶ、供用済み区間の延長が189.5キロメートルの高速道路です。高速道路ナンバリングによる路線番号は、E1となっています。この路線は途中で名古屋高速11号小牧線、名古屋高速16号一宮線、東海北陸自動車道、東海環状自動車道、北陸自動車道、新名神高速道路、京滋バイパス、京都縦貫自動車道、中国自動車道、近畿自動車道、阪神高速11号池田線にも接続しています。

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名神高速道路の料金

我が国の高速道路・有料道路の基本的な料金体系は、

対距離料金制
距離(km)× キロ単価 + ターミナルチャージ(150円)+ 消費税
ただし、キロ単価は 大都市近郊区間29.52円/km、普通区間24.6円/km など
10円未満の端数は四捨五入

均一料金制
中央道 高井戸~八王子(非ETC)1,000円
東京外環道 大泉JCT~高谷JCT(非ETC)1,040円
近畿道 摂津北IC~摂津南IC・吹田IC~松原IC(非ETC)760円
阪和道 堺IC~岸和田和泉IC・長原IC~岸和田和泉IC(非ETC)760円 など

となっており、名神高速道路もこの料金体系を踏襲しています。
ただし、対距離料金制区間を100キロ以上走行の場合の長距離低減制、ETCで走行する場合のETC割引などの、いくつかの例外があります。

なお、令和元年(2019)10月の消費税増税を受けて、高速道路料金も改定されています。

ETCで走行する場合には、次のようなETC限定の各種割引制度がありますので、走行した区間が対象路線などの条件に該当していれば、通常料金からの大幅な割引が受けられます。

平日朝夕割引
平日朝(6時~9時)、夕(17時~20時)にNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(東京近郊・大阪近郊は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、通行料金を30パーセントから50パーセント還元
ただし、「ETCマイレージサービス」に事前登録が必要

休日割引
土曜日・日曜日・祝日・1月2日から3日までにNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(東京近郊・大阪近郊は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、普通車・軽自動車等(二輪車)に限り通行料金を30パーセント割引

深夜割引
毎日午前0時~午前4時にNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、通行料金を30パーセント割引

名神高速道路のサービスエリアと路線図

名神高速道路の路線図やサービスエリア・パーキングエリア情報は、各道路会社の公式ホームページなどにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からアクセスして調べることができます。

名神高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の一覧は次のとおりです。

尾張一宮PA、羽島PA、養老SA、伊吹PA、多賀SA、湖東三山PA、黒丸PA、菩提寺PA、草津PA、大津SA、桂川PA、吹田SA

なお、これらのサービスエリア・パーキングエリアにインフォメーションコーナーや道路情報ターミナル端末などがある場合には、リアルタイムで渋滞・交通事故・通行止め・ランプ閉鎖・冬用タイヤまたはチェーン装着規制・工事中などの箇所や内容などがわかります。

また、全国のサービスエリア・パーキングエリアのなかには、ETC車で一般道への出入りができるスマートインターチェンジ(SIC)、一般道の「道の駅」や都市公園などと連結したハイウェイオアシスをもつものがあります。

高速道路への歩行者の立入禁止

高速道路をはじめとする自動車専用道路には、時速100キロやそれ以上の速度で走行する自動車のための空間であって、歩行者がみだりに立ち入るのは危険が大きいのは常識的に見ても理解できるはずです。道路法や高速自動車国道法といった法律のなかでも、歩行者をはじめ自転車やリヤカーなどの軽車両、原動機付自転車、125cc以下の自動二輪車の通行は禁止されています。実際に高速道路内に高齢者などが誤って立ち入り、そのまま車に追突されてしまう事例も多く発生しています。なお、このような高速道路内への歩行者の立ち入りをマイカーなどでの通行中に目撃した場合には、深刻な交通事故を未然に防止するため、警察への110番通報、サービスエリアやパーキングエリアの非常電話での通報、料金所係員への通報などの手段をとることが適当です。

渋滞等による遅延の責任

高速道路の渋滞、事故による通行止めなどの影響によって、目的地に定刻どおりに到着することができなかった場合、それによって何らかの損害が高速道路を走行した利用者に発生したとしても、高速道路会社のほうでは責任を負わないというのが原則です。これは高速道路の供用約款のなかに会社の免責規定がある上に、そもそも高速道路を使えば定刻どおりに到着できること自体が、高速道路があることによってその人が偶然に得られる利益、いわゆる反射的利益に過ぎないというのが理由として挙げられます。

年末年始の渋滞予測

令和元年(2019年)12月下旬から令和2年(2020年)1月中旬にかけて、帰省や観光・レジャーなどで各高速道路の渋滞が見込まれています。
NEXCO西日本の発表によれば、
12月27日(金曜日)名神上り大垣インターチェンジから一宮インターチェンジ間で15時から20時までに15キロの渋滞、所要時間は約36分、 名神下り栗東インターチェンジから京都東インターチェンジ間で15時から20時までに15キロの渋滞、所要時間1時間、
ほかに1月2日(木曜日)から1月4日(土曜日)の各日、名神上り養老ジャンクションから一宮インターチェンジ間で20キロの渋滞、所要時間約50分などと見込まれています。

今後の開通予定

名神高速道路はすでに全線開通していますが、直近では2018年に安八スマートインターチェンジ、養老SAスマートインターチェンジが増設されるなど、若干の工事が行われている箇所があります。
今後、2028年度の完成を目指して、名神高速道路と阪神高速道路京都線(京都高速)の油小路線を直結する「京都南ジャンクション」が開通する見通しです。