新名神高速道路の路線図や料金、開通予定など

servicearea

新名神高速道路とは、伊勢湾岸自動車道、東名阪自動車道に接続する四日市ジャンクションから中国自動車道、山陽自動車道に接続する神戸ジャンクションまでを結ぶ、供用済み区間の延長が149.6キロメートルの高速道路です。高速道路ナンバリングによる路線番号は、E1Aとなっています。この路線は途中で東海環状自動車道、京奈和自動車道、第二京阪道路にも接続しています。

広告

新名神高速道路の料金

我が国の高速道路の基本的な料金体系は、対距離料金制で

距離(km)× キロ単価 + ターミナルチャージ(150円)+ 消費税
ただし、キロ単価は 大都市近郊区間29.52円/km、普通区間24.6円/km など
10円未満の端数は四捨五入

となっています。
ただし、新名神高速道路の開通時の平成30年3月から8月までの期間には、高槻IC、茨木千提寺IC、箕面とどろみIC、川西IC、宝塚北スマートICのいずれかのICを発着し、NEXCO西日本等が管理する兵庫県以東のICとの相互間を利用する全車両について、「開通割引」が適用されていました。

ETCで走行する場合には、次のようなETC限定の各種割引制度がありますので、走行した区間が対象路線などの条件に該当していれば、通常料金からの大幅な割引が受けられます。

平日朝夕割引
平日朝(6時~9時)、夕(17時~20時)にNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(東京近郊・大阪近郊は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、通行料金を30パーセントから50パーセント還元
ただし、「ETCマイレージサービス」に事前登録が必要
休日割引
土曜日・日曜日・祝日・1月2日から3日までにNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(東京近郊・大阪近郊は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、普通車・軽自動車等(二輪車)に限り通行料金を30パーセント割引
深夜割引
毎日午前0時~午前4時にNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、通行料金を30パーセント割引

新名神高速道路のサービスエリアと路線図

新名神高速道路の路線図やサービスエリア・パーキングエリア情報は、各道路会社の公式ホームページなどにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からアクセスして調べることができます。

新名神高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の一覧は次のとおりです。

鈴鹿PA、土山SA、甲南PA、茨木千提寺PA、宝塚北SA

なお、これらのサービスエリア・パーキングエリアにインフォメーションコーナーや道路情報ターミナル端末などがある場合には、リアルタイムで渋滞・交通事故・通行止め・ランプ閉鎖・冬用タイヤまたはチェーン装着規制・工事中などの箇所や内容などがわかります。

また、全国のサービスエリア・パーキングエリアのなかには、ETC車で一般道への出入りができるスマートインターチェンジ(SIC)、一般道の「道の駅」や都市公園などと連結したハイウェイオアシスをもつものがあります。

高速道路上の非常電話

高速道路の非常電話は、本線上であれば1キロごと、トンネル内は200メートルごとを目安として設置されており、その他サービスエリア・パーキングエリアにも設置されています。
非常電話を使用する場合には、受話器を取ればすぐに道路管制センターのスタッフにつながりますので、事故や故障などの用件や状況をその場で話せばよいようになっています。
基本的には受話器を取るだけでそのほかの操作は必要ありませんが、なかには故障・事故・救急・火災といった種類がピクトグラムのようなボタンで表示されているものがあります。
これは耳が不自由、構音障害などで電話がしにくいなどの理由がある場合であっても、的確に用件が伝えられるように配慮したものです。
非常電話の料金は無料ですが、普通の電話のようにかけた人が指定した任意の電話番号にはつながりません。

ETCの利用履歴の確認

ETCを利用して高速道路を走行した場合には、翌月のクレジットカードの請求明細を見ればその料金などの内訳がわかるようになっているのが普通ですが、そのほかにも高速道路の主要なサービスエリア(SA)またはパーキングエリア(PA)のインフォメーションコーナーなどに設置されている「ETC利用履歴発行プリンター」を通じて確認することが可能です。
このプリンターの挿入口に手持ちのETCカードを挿入すれば、自動的にカードの情報を読み取ってETC利用明細書がプリントアウトされてくるしくみです。
なお、このプリンターを利用する時点での直近の走行に関しては、まだ目的地のインターチェンジを降りて料金が確定した状態にはなっていませんので、印刷される内訳には含まれません。

新名神高速道路の開通予定

新名神高速道路のうち、大津ジャンクション(仮称)から城陽ジャンクションまでは2024年度、八幡京田辺ジャンクションから高槻ジャンクションまでは、2027年度に開通する予定で、現在建設事業が行われています。
最近では新名神亀山西ジャンクションの名古屋・伊勢ランプウェイが2019年12月21日に供用開始しています。これはループ状の構造をしており、名古屋から伊勢、あるいは伊勢から名古屋に向かうにあたり、いったんUターンするかたちとなります。