疫病除けの蘇民将来や重要文化財三重塔で知られる信濃国分寺

信濃国分寺

長野県上田市にある信濃国分寺は、奈良時代に聖武天皇の発願で全国各地に建てられた国分寺の後継寺院といわれます。「八日堂」ともいわれ、正月の縁日は疫病除けになる蘇民将来の護符を求めて多くの人でにぎわいます。境内には三重塔があるほか、蓮池のハスも夏に見頃を迎えます。

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信濃国分寺のアクセス方法と駐車場

住所 長野県上田市国分1049
電話番号 0268-24-1388

信濃国分寺は、しなの鉄道「信濃国分寺駅」が最寄り駅ですので、徒歩でも行ける距離にあります。この駅からの徒歩での所要時間は約5分です。
もしもJR北陸新幹線・しなの鉄道線・上田電鉄別所線の「上田駅」から公共交通機関で参拝する場合は、駅から千曲バスに乗って10分ほど、「八日堂」バス停下車となります。

マイカーやレンタカーで旅行する場合、上信越自動車道の「上田菅平インターチェンジ」で降りて15分ほどです。
駐車場は信濃国分寺の境内の前にあり、無料で駐車することができます。また、ハスの花のシーズンにも多くの観光客が押しかけますが、蓮畑は境内の裏のほうになりますので、境内裏にも別に駐車場が用意されています。

八日堂縁日と蘇民将来符

信濃国分寺では毎年1月7日から1月8日にかけて、境内や表参道などを舞台として「八日堂縁日」が開催されています。この日には参道に縁起物のだるまを売る店などの露店が並び、多くの人でにぎわいます。
疫病除けや家内安全などのご利益があるという六角柱のかたちをした「蘇民将来符」の頒布もこのときに行われます。蘇民将来は我が国ではスサノオノミコトとも同一視され、昔からこの地方の信仰の対象でした。
寺が直接的に頒布している「蘇民将来符」のほかにも、地元の蘇民講の人たちが作る「絵蘇民」とよばれる護符もあり、こちらは七福神の絵入りのものが多く、同様にご利益があるといいます。

信濃国分寺の御朱印

信濃国分寺は本尊に薬師如来を祀り、中部四十九薬師霊場第一番の札所にもなっています。
そのため本堂入って右手にある授与所では、御朱印をいただくことができます。通常は書き置きなどではなく、その場で御朱印帳に揮毫してもらうことができます。