水戸藩主徳川斉昭考案の戦車安神車も残る常磐山の水戸東照宮

水戸東照宮

茨城県水戸市にある水戸東照宮は、水戸藩初代の徳川頼房が徳川家康を祀ったのがはじまりで、水戸藩9代の徳川斉昭考案の「安神車」という戦車を保有しています。水戸市内では早くから神前結婚式ができる式場を整備していたことでも知られます。

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水戸東照宮のアクセス方法と駐車場

住所 茨城県水戸市宮町2-5-13
電話番号 029-221-3784< 水戸東照宮は水戸の市街地にあり、JR・鹿島臨海鉄道「水戸駅」北口から徒歩10分ほどです。 マイカーやレンタカーであれば、北関東自動車道「水戸南インターチェンジ」から20分となります。
境内に駐車場がありますが、水戸東照宮のすぐ奥にある宮下銀座商店街は車両進入禁止です。この車両進入禁止の予告標識があるのでまぎらわしいですが、境内まで車で進入することが可能です。駐車場も無料で駐車できます。

水戸東照宮の御朱印

水戸東照宮では御朱印をいただくことができます。初穂料は300円で、拝殿の袖のほうに授与所があります。
ただし、新型コロナウイルス感染症対策として、4月中旬以降当分の間はその場での御朱印帳への筆耕が中止されています。
御朱印の頒布そのものが中止されたわけではなく、書き置きのものであれば頒布はされています。

徳川斉昭考案の江戸時代の戦車「安神車」とは

「安神車」は江戸幕末に水戸藩9代藩主の徳川斉昭が考案した戦車です。
戦車といっても今の時代の戦車とは異なり、四方が鉄板で囲まれている中に人が入って、身を掩護しながら小銃を打てるようにしたものです。
ちょうどリヤカーのように木製の車輪がついていますが、これを牛に引っ張らせて移動します。
貴重なものですが、水戸東照宮には安神車の現物が2基残っています。
この徳川斉昭は幕末に頻発した異国船の出現に対して武備を増強することを唱えて幕府の海防参与に任命され、那珂湊に反射炉を築いて大砲を鋳造したり、軍事演習の追鳥狩を実施したりしたことでも有名です。