新東名高速道路の開通予定や料金・サービスエリア・路線図など

servicearea

新東名高速道路とは、首都圏中央連絡自動車道に接続する海老名南ジャンクションから東海環状自動車道および伊勢湾岸自動車道に接続する豊田東ジャンクションまでを結ぶ、供用済み区間の延長が159.9キロメートルの高速道路です。高速道路ナンバリングによる路線番号は、E1Aとなっています。この路線は途中で東名高速道路、伊豆縦貫自動車道、中部横断自動車道、三遠南信自動車道にも接続しています。なお、伊勢原・御殿場間で未供用の部分があります。

広告

新東名高速道路の料金は

我が国の高速道路・有料道路の基本的な料金体系は、対距離料金制の場合で

距離(km)× キロ単価 + ターミナルチャージ(150円)+ 消費税
ただし、キロ単価は 大都市近郊区間29.52円/km、普通区間24.6円/km など

となっています(普通車の場合)。ただし、対距離料金制区間を100キロ以上走行の場合の長距離低減制、ETCで走行する場合のETC割引などの、いくつかの例外があります。

ETCで走行する場合には、次のようなETC限定の各種割引制度がありますので、走行した区間が対象路線などの条件に該当していれば、通常料金からの大幅な割引が受けられます。

平日朝夕割引
平日朝(6時~9時)、夕(17時~20時)にNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(東京近郊・大阪近郊は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、通行料金を30パーセントから50パーセント還元
ただし、「ETCマイレージサービス」に事前登録が必要
休日割引
土曜日・日曜日・祝日・1月2日から3日までにNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(東京近郊・大阪近郊は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、普通車・軽自動車等(二輪車)に限り通行料金を30パーセント割引
深夜割引
毎日午前0時~午前4時にNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、通行料金を30パーセント割引

新東名高速道路の開通予定は

新東名高速道路の建設は現在急ピッチで行われており、厚木南インターチェンジから伊勢原ジャンクション間は2019年3月17日(日)15時に開通しています。

また、伊勢原ジャンクションから伊勢原大山インターチェンジ間が2020年(令和2年)3月7日(土)15時の開通です。これは当初2019年内の開通予定でしたが、台風19号の影響で開通時期がずれ込んでいました。

その先の伊勢原大山ICから新秦野IC間は2022年4月16日(土)に開通、同時に秦野丹沢スマートICも開通しました。

なお、新東名高速道路の開通予定時期は、神奈川県内区間の埋蔵文化財調査や用地取得の難航から、2023年度以降にずれ込む見通しとなっています。

そのほか、すでに開通している御殿場ジャンクションから浜松いなさジャンクションまでの区間についても、6車線化する工事が2020年に完成しています。

新東名高速道路の料金や路線図は

新東名高速道路の路線図やサービスエリア・パーキングエリア情報は、各道路会社の公式ホームページなどにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からアクセスして調べることができます。

新東名高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の一覧は次のとおりです。

駿河湾沼津SA、清水PA、静岡SA、藤枝PA、掛川PA、遠州森町PA、浜松SA、長篠設楽原PA、岡崎SA

なお、これらのサービスエリア・パーキングエリアにインフォメーションコーナーや道路情報ターミナル端末などがある場合には、リアルタイムで渋滞・交通事故・通行止め・ランプ閉鎖・冬用タイヤまたはチェーン装着規制・工事中などの箇所や内容などがわかります。

また、全国のサービスエリア・パーキングエリアのなかには、ETC車で一般道への出入りができるスマートインターチェンジ(SIC)、一般道の「道の駅」や都市公園などと連結したハイウェイオアシスをもつものがあります。

道路緊急ダイヤル(♯9910)とは

道路緊急ダイヤル(♯9910)とは、道路に異状があった場合の緊急通報のために設けられた特別なダイヤルのことです。具体的に通報の対象として考えられるのは、高速道路上に生じた路面の陥没、路上の落下物、故障車などの走行に支障をきたすものを発見した場合が挙げられます。

新東名高速道路にも一定の距離ごとに非常電話が設置されていますので、その電話から連絡することも可能ですが、手近な携帯電話で通報するのであれば、この道路緊急ダイヤルが便利です。

道路緊急ダイヤルは平成17年12月より全国展開していますが、NTT固定電話のほか携帯電話(NTTドコモ、au、ソフトバンク)でも利用可能であり、携帯電話からの通報無料化も平成18年12月23日から開始されています。

高速道路の二人乗りと運転免許証の記載

平成17年4月1日から高速道路で自動二輪車(125cc超)の二人乗り運転ができるようになりました。

二人乗り運転のできる対象者は、年齢が20歳以上で、大型二輪免許又は普通二輪免許を受けた期間が3年以上となっています。

なお、高速道路における二人乗りが可能な人から申し出があれば、各運転免許センターや警察署などで運転免許証の裏面の備考欄に高速道路における二人乗りが可能である旨を記載することとなっています。