山陰自動車道路線図・料金・サービスエリア・開通予定ほか

山陰自動車道とは、鳥取自動車道に接続する鳥取インターチェンジから中国自動車道に接続する小月ジャンクションまでを結ぶ、供用済み区間の延長が176キロメートルの高速道路です。高速道路ナンバリングによる路線番号は、E9となっています。この路線は途中で米子自動車道、松江自動車道、浜田自動車道にも接続しています。なお、山陰道は計画延長380キロメートルのうち開通済みが半分程度にとどまり、大栄東伯IC・出雲IC間などを除く多くの区間が未供用です。

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山陰自動車道の料金

我が国の高速道路・有料道路の基本的な料金体系は、

高速道路料金
対距離料金制
距離(km)× キロ単価 + ターミナルチャージ(150円)+ 消費税
ただし、キロ単価は 大都市近郊区間29.52円/km、普通区間24.6円/km など
10円未満の端数は四捨五入
均一料金制
中央道 高井戸~八王子(非ETC)980円
東京外環道 大泉JCT~高谷JCT(非ETC)1,020円
近畿道 摂津北IC~摂津南IC・吹田IC~松原IC(非ETC)750円
阪和道 堺IC~岸和田和泉IC・長原IC~岸和田和泉IC(非ETC)750円 など
一般有料道路料金
それぞれの道路ごとに決められた区間料金

となっています(普通車の場合)。ただし、対距離料金制区間を100キロ以上走行の場合の長距離低減制、ETCで走行する場合のETC割引などの、いくつかの例外があります。

山陰自動車道の場合、整備手法の違いによって、無料区間と有料区間が混在しています。たとえば、東出雲インターから松江玉造インターまでの松江道路は無料ですが、松江玉造インターから出雲インターまでは有料で、この区間すべて通行すれば1,060円(普通車)です。

山陰自動車道のサービスエリアと路線図

山陰自動車道の路線図やサービスエリア・パーキングエリア情報は、各道路会社の公式ホームページなどにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からアクセスして調べることができます。

山陰自動車道のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の一覧は次のとおりです。

はわいSA、琴浦PA、宍道湖SA、明石PA

なお、これらのサービスエリア・パーキングエリアにインフォメーションコーナーや道路情報ターミナル端末などがある場合には、リアルタイムで渋滞・交通事故・通行止め・ランプ閉鎖・冬用タイヤまたはチェーン装着規制・工事中などの箇所や内容などがわかります。

また、全国のサービスエリア・パーキングエリアのなかには、ETC車で一般道への出入りができるスマートインターチェンジ(SIC)、一般道の「道の駅」や都市公園などと連結したハイウェイオアシスをもつものがあります。

サービスエリア・パーキングエリアの道路交通情報

交通事故や渋滞、入口閉鎖、通行止めなどの高速道路情報をリアルタイムで知りたい場合に使えるいくつかの方法があります。たとえば高速道路のサービスエリア・パーキングエリアでは、交通モニターや掲示板、インフォメーションなどで広域の道路交通情報を提供しています。情報の伝え方は多様ですが、最近では休憩スペースに大型のディスプレイが設置されており、色別に渋滞の程度や通行止めの区間などの詳細がわかるようになっていることが多いといえます。そのほかにも高速道路のルートや途中のサービスエリア・パーキングエリアの位置などを知りたいのであれば、インフォメーションコーナーで高速道路ガイドマップを頒布していますので、これを手元に置いてドライブをするのも有効です。もちろん高速道路会社が提供するスマートフォンのアプリを活用する方法などもありますので、利用のしかたによって使い分けるのがよいでしょう。

高速道路における地域情報の提供

最近では企業の社会的責任(CSR)、社会貢献といったことがらにも注目が集まっています。これは高速道路の運営会社としても例外ではなく、積極的に地域の自治体その他の団体が持ち込むイベントなどの情報を高速道路のパーキングエリアやサービスアリアで配信するなどの取り組みを行っています。たとえば周辺地域の道路案内、観光施設の案内や、パンフレットやチラシの提供などが挙げられます。

山陰自動車道の開通予定

山陰自動車道のうち⻑⾨・俵⼭道路(⻑⾨湯本温泉インターから俵⼭北インターまで)延⻑5.5キロは令和元年9⽉8⽇に開通しました。そのほかの区間も工事が施工中の区間がありますが、2023年度に「大田・静間道路」及び「静間・仁摩道路」として大田中央・三瓶山インターチェンジから仁摩・石見銀山インターチェンジ間が開通予定、2024年度に「出雲・湖陵道路」及び「湖陵・多伎道路」として出雲インターチェンジから出雲多伎インターチェンジ間が開通予定、2025年度に「三隅・益田道路」として石見三隅インターチェンジから遠田インターチェンジ間が開通予定、2026年度に「北条道路」としてはわいインターチェンジから大栄東伯インターチェンジ間が開通予定となっています。