安産や縁結びのご利益があり鎌倉時代の石灯籠が残る丹後国二宮の大宮売神社

大宮売神社

京都府京丹後市にある大宮売神社は、式内名神大社、丹後国二宮に位置付けられる古社です。本殿の裏には禁足地が残り、手前の徳治2年(1307年)の石燈籠は国の重要文化財です。境内からは弥生時代から古墳時代を経て平安時代に至るまでの遺物が多数出土しており、古くから祭祀が行われていたことが明らかです。

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大宮売神社のアクセス方法と駐車場

住所 京丹後市大宮町周枳1022
電話番号 0772-64-2454

大宮売神社は大宮町の集落内にあります。
公共交通機関を使うのであれば、京都丹後鉄道宮豊線の京丹後大宮駅から丹後海陸交通バスに乗り、周枳バス停で下車して徒歩5分です。
マイカーやレンタカーでアクセスする場合は、山陰近畿自動車道の京丹後大宮インターを出て約5分となります。国道312号からはやや奥まった場所になりますので、見失わないように注意が必要です。現地には境内手前にアスファルト舗装された無料駐車場があります。

大宮売神社の御由緒

大宮売神社は大宮売神・若宮売神の2柱の神をまつり、古くから縁結び・安産などのご利益で知られてきました。
この神社の由緒は社頭の案内板によれば次のとおりです。

延喜式内 大宮売神社
祭神 大宮売神 若宮売神
当宮の創立年代は詳らかではないが、境内から出土する多数の遺物により、古代弥生時代の頃、既に人々の生活があり、稲作民による祭祀、呪術的な力をもつ国の中心の地であったといわれる。
六世紀の頃、大和王朝に統一され た大宮売神は、宮中八神の一柱で、造酒司(みきつかさ)にも奉斎されこの神を祀るもっとも古い社で、境内全域は、京部府の古代祭祀史跡に指定されている。
木彫の御神像(二体、平安初期)や重要文化財指定の春日型石燈籠(二基、鎌倉時代)がある。宵宮、例祭には古くから笹ばやし、神楽、三番叟、太刀振り(京都府無形民俗文化財)が納される。
また、大宮町の名は、社名に由来する。