パワースポット伯耆大山に鎮座し長い自然石の参道が特徴的な大神山神社奥宮

大神山神社

大神山神社は中国地方屈指のパワースポットとして知られる伯耆大山に鎮座する式内社で、山麓に本社、山頂の近くに奥宮があります。巨大な権現造りの奥宮や末社下山神社の社殿は国の重要文化財となっています。自然石を並べた長い坂道の参道も見どころのひとつです。

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大神山神社奥宮へのアクセス方法や駐車場

大神山神社奥宮にマイカーやレンタカーで向かう場合ですが、米子自動車道の米子インターチェンジから県道24号米子大山線、通称で大山観光道路をひたすら大山山頂に向かって進みます。インターから県営の博労座駐車場まで約15分ほどで着きます。

この県営大山駐車場は通常は無料で、スキーシーズンの12月下旬から3月上旬のみ有料化されます。駐車場に併設された大山ナショナルパークセンター内には多目的トイレや休憩室もあります。

駐車場から大山寺の山門まではなお舗装された道路が続きますが、土曜・日曜・休日10時から15時まで歩行者専用道路の規制があり、途中には旅館などの駐車場を除いてマイカーを駐車できるスペースはほとんどありませんので、基本は徒歩で大神山神社奥宮まで20分ほどの道のりです。

大山寺山門以降の参道は自然石を並べて舗装した昔ながらのもので、社殿まで600メートルほど続いています。大神山神社の見どころのひとつではあるのですが、かなり滑って歩きにくいため注意が必要です。

バスで大神山神社にアクセスするばあいには、JR山陰本線・伯備線・堺線の米子駅から日交バス大山寺行きに乗り、大山寺バス停で下車します。大山寺バス停は大仙ナショナルパークセンターに隣接していて、駅からの所要時間は約50分です。バス停からはマイカーと同様、徒歩で神社に向かいます。

大神山神社の御朱印とご利益

大神山神社は大己貴神、すなわち大国主神を祀っており、勝運・病気平癒・安産・厄払いなどのご利益があります。御朱印は奥宮の大きな社殿を玄関から入った中にある社務所に申し出れば、初穂料300円でいただくことができます。大神山神社のオリジナル御朱印帳も用意されており、もともと修験の山ということもあって、紅葉と烏天狗のデザインです。

大神山神社奥宮・下山神社の由来

大神山神社奥宮・下山神社の由来について、社頭の案内板に次の通り書かれています。

大神山神社奥宮
この壮麗な建物は大神山神社の奥宮です。 大神山とは大山の古名で、大国主命(大黒さま)が祭ってあります。社殿は文化二年(1805年)の建立といわれ、神仏混着時代の神社の特徴である権現造りという形式で、中国地方でも大きい方の神社です。 参道の途中にある神門は、門の表裏が反対になっているので「後向き門」と言われています。 いずれも国の文化財に指定されており、 毎年6月初めの山開き祭はここで行われます。

下山神社由緒略記
祭神 下山大明神(渡邊源五郎照政命)
元徳二年(一、三三〇) 大神山神社を尊信した、備中郡司渡邊日向守(子照政公は参拝の帰路奇過に遇い不慮の最後を遂げ人々これを憐れみ大山下山の地に子祠を建て下山神社と呼んだが数々の霊験あり。後、夢のお告げにより、此の地に奉遷したもので、多くの武将の信仰があり現在の社殿は代々の信仰が篤かった石州津和野の領主亀井隠岐守矩賢公が文化二年(一八〇五)に再建されたもので重要文化財に指定されて居ます。
御神德 勝運・除災 病氣平癒