大洗磯前神社は、夏の海のリゾートで知られる茨城県大洗町にある延喜式内社のひとつです。最近はアニメの「ガールズ＆パンツァー」にも登場したことから「ガルパンの聖地」としても有名になり、境内には巨大なガルパン絵馬と無数の萌え絵馬が奉納されています。神様が洋上から現れたという伝説から、太平洋の神磯に鳥居が建っており、鳥居越しにみられる初日の出も正月の風物詩です。
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大洗磯前神社へは公共交通機関でも行くことができます。
アクセス方法ですが、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の大洗駅で降りれば徒歩約25分程度、これではやや遠いので、大洗駅から大洗町循環バス「海遊号」に乗って15分、大洗磯前神社下のバス停で下車すると便利です。
海遊号にはいくつかルートがありますので、「アクアワールド大洗ルート」に乗車します。
このバスは１回分の乗車券がおとな100円、こども50円ですが、１日フリー乗車券なら乗降り自由でおとな200円、こども100円です。
マイカーの場合は、北関東自動車道の水戸大洗インターチェンジから車で約15分ほどで、大洗の市街地を目指します。
神磯から続く正面の参道は高い石段ですが、現地の看板にしたがって自動車の進入路経由で本殿がある高台まで車で行くことができ、無料駐車場も用意されています。
大洗磯前神社のご利益と御朱印
神仏習合だったころの大洗磯前神社は、海中から出現した薬師菩薩を祀ったといい、『日本文徳天皇実録』にその記録があります。現在の御祭神は大国主命と同じとされる大己貴命、そして少彦名命ですが、いずれも医薬や病気治療の神さまです。大国主命はまた縁結び・良縁祈願、国土や産業の発展でのご利益もあります。
この大洗磯前神社の御朱印は、随神門から玉垣の内側を入って右側、拝殿の手前にある授与所でいたたくことができます。初穂料は500円です。営業時間は9時から17時ですが、散歩で早朝から訪れる人も多く、それ以前から開いていることがあります。絵葉書としても使える由緒書と神磯から昇る初日の出の写真がついたクリアファイルが同時に付いてきます。
大洗磯前神社のオリジナル御朱印帳もあり、こちらは初穂料1,000円で、鮮やかな青地に神磯の海中鳥居の風景が描かれています。
大洗磯前神社の由緒
社頭の案内板には次の通り書かれています。
大洗磯前神社
延喜式内社 国幣中社
御祭神
大己貴命(大国主命) 少彦名命
御神徳
ご祭神大国主大神・少彦名大神は、昔から、大黒様・恵比須様としたしまれ家内安全・商売繁昌・福徳円満・良縁成就・開運厄除の大神、更には、酒造、病難治療の祖神としてあらたかなご神徳により広く厚く信仰されており、心魂込めて祈願をこめれば必ずお聞き届け下さると云われております。
御末社
１ 大神宮 天照皇大神
２ 静神社 建葉槌命・手力雄命・高皇産霊尊・思兼神
３ 水天宮 天御中主神・安徳天皇・建礼門院二位尼
４ 八幡宮 玉依比売命・大帯姫命・応神天皇
５ 水神社 岡象女命