全国唯一の江戸時代の狛猫が鎮座する丹後ちりめん発祥地峰山にある金刀比羅神社

狛猫

京都府京丹後市峰山町にある金刀比羅神社は、全国唯一ともいわれる江戸時代の天保年間の「狛猫」が鎮座するユニークな神社です。文化8年(1811年)に湯治の峯山藩主・京極高備が創建したもので、「丹後のこんぴらさん」ともよばれます。峰山は高級織物「丹後ちりめん」発祥の地にあたることから、ネズミの害から原料の蚕を守るネコをモチーフにした「狛猫」が奉納されました。この「狛猫」の作者は、宮津藩百姓一揆の犠牲者を供養する高さ5メートルの巨大な「平地地蔵」を製作したことでも知られる長谷川松助です。

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狛猫(金刀比羅神社)へのアクセス方法・駐車場

住所 京都府京丹後市峰山町泉1165-2
電話番号 0772-62-0225

狛猫がある金刀比羅神社は、京都丹後鉄道宮豊線の峰山駅から2キロほど離れた高台にあります。
徒歩の場合は峰山駅から20分ほどです。バスは峰山駅から丹後海陸交通の峰山線で5分、金刀比羅神社前バス停で降ります。

マイカーやレンタカーであれば、山陰近畿自動車道の京丹後大宮インターチェンジから15分ほどです。境内に無料の駐車場があますので、ここに駐車できます。

金刀比羅神社の境内と狛猫の位置

金刀比羅神社は四国にある金刀比羅宮と同様に、多くの階段を経て本殿まで参拝する形式になっています。
山の入り口の鳥居がふたつあり、どちらにしても山頂の本殿に登れますが、狛猫は本殿に至る途中の境内社・木島神社の前に阿形(口を開けているネコ)・吽形(口を閉じているネコ)の一対が置かれています。
この木島神社は、京都市右京区太秦にある式内社の木嶋坐天照御魂神社を養蚕の神として勧請してものです。

金刀比羅神社の御朱印

金刀比羅神社の御朱印は、境内の左手にある授与所で、初穂料300円を納めるといただくことができます。
授与所の営業時間は、季節によって変わりますが、おおむね午前8時頃より午後6時頃までです。
神札・神守なども同様に授与所でいただけますが、ネコに小判がモチーフの500円の「狛猫御守」などは人気です。