伊賀国一宮として知られ奇祭「黒党祭」も執り行われる敢国神社

敢国神社

敢国(あえくに)神社は、伊賀国一宮として古くから信仰されてきた神社で、斉明天皇4年(658年)、北陸を平定した四道将軍のひとり大彦命の子孫が阿閉氏を称し、その祖神として大彦命を祀ったのがはじまりといいます。したがって敢(あえ)国神社の社号は阿閉(あへ)から転じたものとみられています。江戸時代には藤堂高虎が本殿を再興しています。この神社では毎年11月23日に伊賀忍者の服部一族の奇祭「黒党(くろんど)まつり」が行われます。

広告

敢国神社のアクセス方法と駐車場

住所 伊賀市一之宮877
電話番号 0595-23-3061
営業時間 8:00から16:00

敢国神社は名阪国道の脇にあり、マイカーやレンタカーでのアクセスに優れています。名阪国道の「伊賀一宮インターチェンジ」を降りるとすぐ信号機がありますので、ここを看板にしたがって国道下をくぐり、およそ3分ほどで境内前に至ります。道路沿いに無料で駐車できる参拝者用の駐車場があります。
徒歩の場合は最寄り駅はJR関西本線の佐那具駅となり、およそ30分ほどかかります。

敢国神社の御朱印

敢国神社の御祭神の大彦命は交通安全のご利益で知られます。
敢國神社の御朱印をいただく場合、通常であれば8時から16時までの、本殿真下の社務所が開いている時間帯に初穂料300円を添えて申し出ます。
ただし、16時以降になってしまった場合、窓口自体は閉まってしまいますが、社務所入口に送付用の受付台がありますので、ここに備え付けてある封筒に住所・氏名を記入の上、送料込みの初穂料500円を封筒に入れて社務所投函口に入れておけば、後日、手書きの御朱印と御由緒書が郵便で届きます。

伊賀忍者頭領の服部一族の奇祭「黒党(くろんど)まつり」とは

敢国神社では毎年11月23日の祝日に「黒党まつり」とよばれる奇祭が執り行われます。
これはもともと伊賀忍者の頭領として知られる服部一族の私祭だったものが敢国神社に舞台が移ったものといい、平安時代からの歴史があるといわれます。
この神事に携わる人たちは黒装束に身を固めるのが慣わしで、毎年「伝統忍者集団・黒党」の忍者ショーも奉納されています。