近畿自動車道料金・サービスエリア・路線図ほか

近畿自動車道とは、中国自動車道および名神高速道路に接続する吹田ジャンクションから阪和自動車道に接続する松原ジャンクションまでを結ぶ、供用済み区間の延長が28.4キロメートルの高速道路です。高速道路ナンバリングによる路線番号は、E26となっています。この路線は途中で阪神高速道路、第二京阪道路、西名阪自動車道にも接続しています。

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近畿自動車道の料金(新料金体系)

我が国の高速道路の基本的な料金体系は、普通車の場合、対距離料金制であれば

距離(km)× キロ単価 + ターミナルチャージ(150円)+ 消費税
ただし、キロ単価は 大都市近郊区間29.52円/km、普通区間24.6円/km など

となっています。

近畿道はこれまで走行距離にかかわらず一律、均一料金制の510円でしたが、利用度合いに応じた公平な料金体系を実現するため、2017年6月3日から、近畿圏の高速道路のETC車については走行した距離に応じた対距離料金(下限270円)に移行しました。この場合の単価は大都市近郊区間が適用されます。
ただし、ETC車ではない場合には、750円の均一料金制となり、ETCよりも割高になるおそれがあります。

近畿自動車道のサービスエリアと路線図

近畿自動車道の路線図やサービスエリア・パーキングエリア情報は、各道路会社の公式ホームページなどにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からアクセスして調べることができます。

近畿自動車道はサービスエリア(SA)はなく、パーキングエリア(PA)の一覧は次のとおりです。

東大阪PA、八尾PA

なお、これらのサービスエリア・パーキングエリアにインフォメーションコーナーや道路情報ターミナル端末などがある場合には、リアルタイムで渋滞・交通事故・通行止め・ランプ閉鎖・冬用タイヤまたはチェーン装着規制・工事中などの箇所や内容などがわかります。

また、全国のサービスエリア・パーキングエリアのなかには、ETC車で一般道への出入りができるスマートインターチェンジ(SIC)、一般道の「道の駅」や都市公園などと連結したハイウェイオアシスをもつものがあります。

路上落下物によるトラブル

高速道路上における落下物が原因で事故が発生した場合には、すみやかに110番通報または本線上の非常電話による通報を行い、後続車による玉突き事故などの二次災害を防止することが不可欠です。この場合の責任の所在ですが、原則として事故につながるような物を落下させた車両の側が負うべきものとなります。ただし、高速道路に掲げられている看板や標識などが落下したことによる事故の場合には、道路の管理上の瑕疵と考えられますので、管理者である高速道路会社の責任として、損害賠償などを要求することは可能です。

ETCの利用履歴の確認

ETCを利用して高速道路を走行した場合には、翌月のクレジットカードの請求明細を見ればその料金などの内訳がわかるようになっているのが普通ですが、そのほかにも高速道路の主要なサービスエリア(SA)またはパーキングエリア(PA)のインフォメーションコーナーなどに設置されている「ETC利用履歴発行プリンター」を通じて確認することが可能です。このプリンターの挿入口に手持ちのETCカードを挿入すれば、自動的にカードの情報を読み取ってETC利用明細書がプリントアウトされてくるしくみです。なお、このプリンターを利用する時点での直近の走行に関しては、まだ目的地のインターチェンジを降りて料金が確定した状態にはなっていませんので、印刷される内訳には含まれません。