阿国歌舞伎で人気を博し芸能関係者も多く参拝する出雲阿国の墓

出雲阿国の墓

出雲阿国の墓は、島根県出雲市大社町にあります。出雲阿国といえば安土桃山時代に人気を博したかぶき踊りの元祖で、これが後の時代の歌舞伎につながったといわれています。出雲阿国はもともと出雲大社の巫女であり、出雲大社から稲佐浜へ向かう途中の道路沿いの高台に、この出雲阿国の墓があり、今でも芸能関係者らが多く訪れています。

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出雲阿国の墓のアクセス方法と駐車場

所在地 島根県出雲市大社町杵築北2529

出雲阿国の墓は出雲大社から稲佐浜へ向かう途中の国道431号沿いにあり、マイカーやレンタカーの場合、この道路沿いにある普通車6台ほど駐車可能な無料の駐車場に駐車ができます。駐車場の近くに看板がありますので、看板の脇の階段を登って太鼓原墓地内の参道を進むと、出雲阿国墓とある石柱と、平たい自然石でてきた墓が建っています。

公共交通機関を使う場合、JR山陰本線の出雲市駅よりバスに20分ほど乗り、出雲大社バス停で下車します。ここから稲佐浜方面に徒歩3分ほどとなります。

出雲阿国の墓周辺の名所

出雲阿国の墓の周辺にも見どころがいくつかあります。

連歌庵(西蓮寺)は、阿国が尼僧となって晩年を過ごした場所です。廃仏毀釈で明治時代に取り壊しを受けたため、現在の建物は昭和になってからの債権です。

出雲於國の塔は、昭和11年(1936)に歌舞伎界でその名を知られる中村家・市川家や水谷八重子ら演劇界の代表者らの寄付で建てられた記念碑で、男装をした阿国のレリーフがはめこまれています。この塔は奉納山公園内にあります。

安養寺は、出雲阿国が晩年を過ごした連歌庵なきあとにその遺品が移されたお寺で、出雲阿国の念持仏や愛用していた鏡と数珠が伝えられています。