縁結びのパワースポットとして知られる丹波国一の宮・出雲大神宮

出雲大神宮

京都府亀岡市の御蔭山の山麓に建つ出雲大神宮は、丹波国一の宮として知られる古社です。御祭神が出雲神話に登場する大国主命だけに、この神社の縁結びの御守に付いている赤い糸を夫婦岩のまわりに結んでおくと、大きな縁結びの御利益が得られるといいます。ほかにも御神体山から湧き出る「真名井の泉」、古代の祭祀場だった「磐座」、辨財天社を祀る「神池」、竜神のおわす「御蔭の滝」などのパワースポットも豊富です。

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出雲大神宮のアクセス方法

出雲大神宮は丹波亀山の市街地からは少々外れた場所にあります。

公共交通機関を使うのであれば、JR嵯峨野線の「亀岡駅」または「千代川駅」から、亀岡市のコミュニティバスである「亀岡市ふるさとバス」に乗り、どちらの駅からも10分ほどで「出雲神社前」のバス停に到着します。バス停からは出雲大神宮の鳥居が見えるはずです。

マイカーの場合は、京都縦貫自動車道の「亀岡インターチェンジ」から車で20分ほどです。鳥居の横が駐車場ですが、混雑して駐車できない場合も多いので、そのときは鳥居の前に出ている看板にしたがい、西側に少し歩いたところにある大駐車場を利用します。駐車場はどちらにしても無料です。

出雲大神宮の御朱印

出雲大神宮の御朱印は1種類ですが、境内入って拝殿の手前左手にある社務所で、それほど混雑せずにいただくことができます。初穂料は300円となっています。

オリジナルの御朱印帳は龍の絵が描かれたものですが、境内には龍神之神を祀る「御蔭の滝」など、龍神とゆかりのある、湧き水が豊富な場所がいくつかあります。

出雲大神宮と縁結びのパワースポット

出雲大神宮の主祭神は商売や産業の繁栄、縁結びなどのご利益で知られる大国主命と后神の三穂津姫命です。そのため境内にも縁結びのパワースポットがみられます。

境内の鳥居の前には「しあわせなでうさぎ」があり、撫でるとよいことがあるといいます。鳥居をくぐった奥には「真名井の泉」があり、きれいな六角形の結晶をもつ幸せを呼ぶ御神水です。「水みくじ」での水占もできるようになっています。

その脇にある「夫婦岩」には赤い紐がいくつも下がっていますが、これは出雲大神宮の縁結びの御守に付いている紐で、お守りのほうは肌身離さず持っておき、赤い糸はこの夫婦岩に結びつけるようにすると、縁結びのご利益があるとされています。

出雲大神宮の磐座遺跡

出雲大神宮の境内裏手の御蔭山は、磐座や横穴式石室をもつ古墳といった古代の息吹を感じさせる遺跡が多く、スピリチュアルカウンセラーの江原啓之氏や風水師のDr.コパ氏も京都市のパワースポットと評する荘厳な風景が広がっています。

特に御神体山である御蔭山の山頂に近いほうの磐座は、国常立命を祀る禁足地とされて立ち入りができませんが、近くまで参道が通っています。この参道は通常の境内とは異なり、社務所でいったん白い襷(たすき)を受け取ってから入山する決まりです。

磐座の案内板には次の通り書かれています。

「御神座」磐座群
この磐座群は、御神体山「御影山」に鎮まる國常立尊の象徴として皇祖より一万年以前からこの地に鎮まっております。伝承によりますと、國常立尊は丹 波国の桑田の宮に天の御舎を立て、ここにお遷りになられたことが述べら れております。 今尚、禁足の地であるこの磐座は、まさに國常立尊の聖蹟であると伝えられます。