伊勢自動車道とは、東名阪自動車道に接続する伊勢関インターチェンジから伊勢二見鳥羽ラインに接続する伊勢インターチェンジまでを結ぶ、供用済み区間の延長が68.7キロメートルの高速道路です。高速道路ナンバリングによる路線番号は、E23となっています。この路線は途中で名阪国道、紀勢自動車道にも接続しています。
伊勢自動車道の高速道路料金
我が国の高速道路の基本的な料金体系は、対距離料金制の場合、
距離(km)× キロ単価 + ターミナルチャージ(150円)+ 消費税
ただし、キロ単価は 大都市近郊区間29.52円/km、普通区間24.6円/km など
となっています(普通車の場合)。
ただし、対距離料金制区間を100キロ以上走行の場合の長距離低減制、ETCで走行する場合のETC割引などの、いくつかの例外があります。
ETCで走行する場合には、ETC限定の各種割引制度がありますので、走行した区間が対象路線などの条件に該当していれば、通常料金からの大幅な割引が受けられます。
伊勢自動車道のサービスエリアと路線図
伊勢自動車道の路線図やサービスエリア・パーキングエリア情報は、各道路会社の公式ホームページなどにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からアクセスして調べることができます。
伊勢自動車道のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の一覧は次のとおりです。
安濃SA、嬉野PA、多気PA
なお、これらのサービスエリア・パーキングエリアにインフォメーションコーナーや道路情報ターミナル端末などがある場合には、リアルタイムで渋滞・交通事故・通行止め・ランプ閉鎖・冬用タイヤまたはチェーン装着規制・工事中などの箇所や内容などがわかります。
また、全国のサービスエリア・パーキングエリアのなかには、ETC車で一般道への出入りができるスマートインターチェンジ(SIC)、一般道の「道の駅」や都市公園などと連結したハイウェイオアシスをもつものがあります。
サービスエリアの記念スタンプ
高速道路のサービスエリアやパーキングエリアには記念スタンプが設置されていることがあります。これらの記念スタンプには、その土地ごとの名産品、名所旧跡、著名な人物などがあしらわれており、旅の思い出として無料での押印が可能です。
スタンプ収集のための無料チェックシートも高速道路会社の公式ホームページからダウンロードすることができますので、事前にプリントした上で持っていくと便利です。そのほかにも一部のサービスエリアなどではハイウェイスタンプブックを有料で販売しており、こちらは施設や周辺観光のガイドブックを兼ねたデザインとなっていますので、収集したスタンプを整理するのがよりスムーズになります。
なお、スタンプの図柄(意匠)はサービスエリア・パーキングエリアの上下線でそれぞれ異なっているのが普通ですが、共通の場合もあります。また、押印は24時間いつでも可能というところがあるいっぽうで、売店の営業時間のみというところもあります。
伊勢神宮初詣と高速道路の規制
伊勢自動車道は伊勢神宮に初詣に向かう人たちの主要なアクセス道路となっているため、大晦日から正月三が日を含む週は特に混雑が見込まれます。そこで、この時期には伊勢自動車道のインターチェンジの流入流出規制を行っていたり、パークアンドライド方式でマイカーから公共交通方式への転換を促したりする措置がとられます。
伊勢地域観光交通対策協議会の「らくらく伊勢もうで」のホームページには、渋滞予測や各種交通規制、駐車場規制などの情報が事前に掲載されますので、参考にしながら運転すると便利です。