国宝犬山城に鎮座し安産のご利益と豪華な車山の犬山祭で知られる針綱神社

針綱神社

針綱神社は、愛知県犬山市の式内社(小社)で、倍返しのご利益の三光稲荷神社と同様、白帝城の異名をもつ国宝・犬山城の登城口にあります。昔から五穀豊饒や安産、厄除けの神とされ、尾張五社のひとつでもあります。戦国時代に織田信康が自ら手彫りした狛犬一対を奉納して安産祈願した歴史も残っています。また、針綱神社の春の例祭は犬山祭とよばれ、絢爛豪華な車山(やま)が市内を巡ります。

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針綱神社へのアクセス方法や駐車場

針綱神社は犬山城の登城口にあるため、マイカーでアクセスする場合は、まずは犬山城を目指します。名古屋高速11号小牧線の小牧北インター下車、国道41号線五郎丸信号を各務原方面へ左折・北上して、犬山城の案内看板に従ってドライブします。
境内には参拝者専用駐車場として石段下に普通車60台分ほどが用意されています。ただし、土・日・祝日は混み合うことが多く、特に犬山城の桜が見頃になる4月などは、駐車場の入庫待ちの車が坂道に滞留することになりますので、注意したほうがよいでしよう。針綱神社手前のからくり展示館横(城とまちミュージアム前)にも第二駐車場約40台分があります。
電車でのアクセス方法としては、名鉄の犬山遊園駅または犬山駅(西口)から徒歩約15分です。犬山城の天守が駅からでも見えるはずですので、正面を目指して歩くと到着できます。

針綱神社の御朱印をいただく方法

針綱神社の御朱印は、拝殿左側にある授与所で頂くことができます。御朱印の初穂料は300円です。オリジナルの御朱印帳も頒布されています。犬山城の際に登場する車山(やま)があしらわれた錦の表紙の御朱印帳です。御朱印帳のほうの初穂料は1,500円です。

針綱神社の住所や拝観時間などの基本情報

住所:愛知県犬山市大字犬山字北古券65-1
電話番号:0568-61-0180
門などはありませんので針綱神社の拝観は24時間可能です。ただし、問い合わせは午前9時から午後4時までとなっています。祈祷依頼は午後3時半までです。

針綱神社の由来や祭事・御祭神

針綱神社の由来や祭事・御祭神については、社頭の案内板に次のとおり記載されています。

針綱神社
鎮座地 犬山市大字犬山字北古券六五-一
御祭神 尾治針名根連命
伊邪那岐命・菊理姫命・大己貴命
玉姫命・建筒草命・建稲種命
建多乎利命・大荒田命・尾綱根命
社格 旧県社
御由緒
当神社は延喜式神明帳所載の式内社で本国貞治本には従一位針縄明神又同元亀本には正一位針綱明神とあり、太古よりこの犬山の峯に鎮座せられ東海鎮護、水産拓殖、五穀豊饒、厄除、安産延命長寿の神として古来より神威顕著にして士農工商の崇敬殊に厚く白山大明神と称えられ濃尾の総鎮守でありました。中古織田信康公市内木の下城を社地に移築せんと御奈良天皇の宣旨を蒙り、天文六年八月二十八日市内白山平に遷座し奉った。その後六十九年を経た慶長十一年四月八日更に市内名栗町に遷座し奉り、城主成瀬氏代々の祈願所でありました。明治維新後明治十五年九月二十八日名栗町の座地より天文六年迄座地であった現在地に御遷座になり、戦前は県社とし戦後は宗教法人針綱神社(尾張五社の一つ)として近隣の崇敬を集めています。
主な催事
一月一日 歳旦祭
二月一日 厄祭
二月中 厄除詣り
四月最初の土・日曜日 例祭(犬山祭)
七月三十日 輪くぐり祭(夏越の祓)
八月八日 八ツ八月祭(八才になる子供の厄除け)
十一月中 七五三詣
毎月一日・十五日 月次祭
出張祭典行ないます。