中央自動車道料金・サービスエリア・路線図ほか

中央自動車道とは、首都高速4号新宿線に接続する高井戸インターチェンジから東名高速道路に接続する小牧ジャンクションまでを結ぶ、供用済み区間の延長が366.8キロメートルの高速道路です。高速道路ナンバリングによる路線番号は、E20となっています。この路線は途中で稲城大橋有料道路、首都圏中央連絡自動車道、中部横断自動車道、長野自動車道、東海環状自動車道にも接続しています。なお、大月ジャンクションから富士吉田インターチェンジへの支線があります。

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中央自動車道の通行料金

我が国の高速道路の基本的な料金体系は次の通りです(普通車)。

高速道路料金
対距離料金制
距離(km)× キロ単価 + ターミナルチャージ(150円)+ 消費税
ただし、キロ単価は 大都市近郊区間29.52円/km、普通区間24.6円/km など
10円未満の端数は四捨五入
均一料金制
中央道 高井戸~八王子(非ETC)1,000円
東京外環道 大泉JCT~高谷JCT(非ETC)1,040円
近畿道 摂津北IC~摂津南IC・吹田IC~松原IC(非ETC)760円
阪和道 堺IC~岸和田和泉IC・長原IC~岸和田和泉IC(非ETC)760円 など

ただし、対距離料金制区間を100キロ以上走行の場合の長距離低減制、ETCで走行する場合のETC割引などの、いくつかの例外があります。

なお、令和元年(2019)の消費税増税を受けて高速道路料金も改定されています。

ETCで走行する場合には、次のようなETC限定の各種割引制度がありますので、走行した区間が対象路線などの条件に該当していれば、通常料金からの大幅な割引が受けられます。

平日朝夕割引
平日朝(6時~9時)、夕(17時~20時)にNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(東京近郊・大阪近郊は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、通行料金を30パーセントから50パーセント還元
ただし、「ETCマイレージサービス」に事前登録が必要
休日割引
土曜日・日曜日・祝日・1月2日から3日までにNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(東京近郊・大阪近郊は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、普通車・軽自動車等(二輪車)に限り通行料金を30パーセント割引
深夜割引
毎日午前0時~午前4時にNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、通行料金を30パーセント割引

中央自動車道のサービスエリアと路線図

中央自動車道の路線図やサービスエリア・パーキングエリア情報は、各道路会社の公式ホームページなどにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からアクセスして調べることができます。

中央自動車道のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の一覧は次のとおりです。

石川PA、藤野PA、談合坂SA、初狩PA、釈迦堂PA、境川PA、双葉SA、八ヶ岳PA、中央道原PA、諏訪湖SA、辰野PA、小黒川PA、駒ヶ岳SA、座光寺PA、阿智PA、神坂PA、恵那峡SA、屏風山PA、虎渓山PA、内津峠PA(以上本線)、谷村PA(富士吉田線)

なお、これらのサービスエリア・パーキングエリアにインフォメーションコーナーや道路情報ターミナル端末などがある場合には、リアルタイムで渋滞・交通事故・通行止め・ランプ閉鎖・冬用タイヤまたはチェーン装着規制・工事中などの箇所や内容などがわかります。

また、全国のサービスエリア・パーキングエリアのなかには、ETC車で一般道への出入りができるスマートインターチェンジ(SIC)、一般道の「道の駅」や都市公園などと連結したハイウェイオアシスをもつものがあります。

サービスエリアでの無料貸し出しサービス

高速道路のサービスエリア内にあるインフォメーションコーナーでは、さまざまな器具の貸し出しを行っていることがあります。
サービスエリアによって受け付けをしている時間帯や貸し出しをする品目が違っていますが、場合によってはインフォメーションコーナーの営業時間(通常は9時から17時だが例外もある)にかかわらず、24時間いつでも借りることができることもあります。
品目としては、車椅子、ベビーカー、携帯電話充電器、老眼鏡などがあり、有料であればファクシミリやコピー機のサービスが加わることもあります。そのほか具合が悪くなった場合の休養室の利用なども可能です。

国道20号災害通行止めに伴う中央道無料化措置

2019年の台風19号の被害により、国道20号「法雲寺橋」に落橋の恐れが出たことから、2019年10月12日に国道20号の一部が通行止めとなりました。このため、国道に並行する中央自動車道(中央道)の大月インターチェンジから勝沼インターチェンジまでの20キロメートル区間は、国道20号の代替路として無料化措置が実施されることになりました。
無料措置は国道20号の通行止め解除まで続き、大月インターまたは勝沼インターが入口または出口となる利用に限って、通行料金は無料となります。料金の表示がされることはありますが、請求はしないという趣旨です。
ただし、大月・勝沼インター間を越える通行は無料措置の対象とはなりません。

2019年11月29日正午に台風被災に伴う国道20号通行止めは解除され、同時に中央道勝沼インター・大月インター間の無料措置も終了しました。