堀で囲まれた足利氏の邸宅跡に建ち本堂が国宝指定を受けた鑁阿寺(ばんなじ)

鑁阿寺

栃木県足利市の鑁阿寺(ばんなじ)は、鎌倉時代の足利氏の邸宅跡に建つ寺院で、周囲を堀と土塁に囲まれています。境内は国史跡に指定され、日本100名城のひとつでもあります。本堂は鎌倉時代に建立され、室地時代に大規模な改築をされたもので、国宝となっています。周囲には足利学校や足利織姫神社などの見どころも多くみられます。

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鑁阿寺のアクセス方法と駐車場

住所 足利市家富町2220
電話番号 0284-41-2627

鑁阿寺は足利市の市街地にあり、JR両毛線の足利駅からは徒歩7分、東武伊勢崎線の足利市駅からは徒歩10分となっています。
マイカーやレンタカーの場合は、北関東自動車道の足利インターチェンジで降りて10分ほどです。
駐車場は太平記館にある足利市観光駐車場、または鑁阿寺の北門から入る境内駐車場が無料で使えます。ただし、境内駐車場は進入路が一方通行ですので、境内から見て東側からアクセスして西側へと抜けるイメージとなります。

鑁阿寺の御朱印と拝観料

鑁阿寺の御朱印は境内中央にある本堂内で頂くことができ、志納金は300円です。ご本尊が大日如来ですので、大日如来と墨書で大書した上に御朱印が押されます。この通常の御朱印のほかにも、天皇即位記念のオリンピック記念などの限定御朱印が登場することがあります。

境内は基本的に無料で参拝できますが、もしも本堂や一切経堂の中を説明つきで特別に拝観するときは、事前に電話で予約をした上で、15人以下で一律6,000円の料金が必要となっています。
このような事前予約制の特別拝観以外にも、一切経堂の内部拝観が予約なし300円程度の低料金で行われることがあります。

鑁阿寺の文化財

鑁阿寺にはさまざまな文化財がありますが、建物であえば大日如来を祀る本堂が国宝として指定を受けています。ほかにも本堂の手前にある鐘楼、本堂の左手にある経堂(一切経堂)が国重要文化財です。多宝塔、楼門、東門及び西門、御霊屋、太鼓橋はそれぞれ栃木県指定文化財です。