元禄赤穂事件で有名な浅野家の居城で大石内蔵助屋敷跡もある国史跡・名勝の赤穂城跡

赤穂城

兵庫県赤穂市にある赤穂城跡は、代々の赤穂藩主の居城跡で、「日本100名城」のひとつ、国の史跡・名勝に指定されています。常陸国笠間から国替えした浅野長直が築城し、寛文元年(1661年)に完成したものです。「忠臣蔵」で有名な浅野長矩が江戸城松の廊下で刃傷沙汰を起こして浅野家が断絶した後は、永井家や森家に引き継がれました。城内には大石良雄宅跡や近藤源八宅跡長屋門があります。

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赤穂城跡のアクセス方法と駐車場

赤穂城跡は市街地の南、瀬戸内海に注ぐ千種川の河口近くにあります。

公共交通機関でアクセスする場合は、JR赤穂線の播州赤穂駅で降りて、徒歩で15分ほどです。

マイカーやレンタカーの場合、山陽自動車道の赤穂インターチェンジから県道経由で10分ほどです。駐車場は大石神社の入口や赤穂市博物館脇などに無料のものが用意されています。

赤穂城跡の営業時間や入場料

赤穂城跡は基本的に年中無休でいつでも入れるのですが、本丸と二之丸庭園は営業時間や休業日が決まっています。

本丸と二之丸庭園の営業時間は9時から16時30分、入園は16時までであり、休園日は年末年始の12月28日から1月4日までですが、無料公開されています。

赤穂城の見どころ

大石良雄(大石内蔵助)宅跡は、代々浅野家に仕えた家柄で、赤穂事件の際の家老だった大石良雄の屋敷跡です。現在は赤穂義士らを祀る大石神社の境内となっていますが、江戸時代の貴重な長屋門が残されています。

近藤源八宅跡長屋門は、赤穂城を設計した近藤三郎左衛門正純の子、近藤源八正憲の屋敷の長屋門です。近藤源八は甲州流軍学を修め、浅野家の軍師として活躍しました。土・日・祝日に建物内部の公開が行われています。