日本最初の天神さまとして知られる重層楼門が見事な梅と桜の名所・防府天満宮

防府天満宮

(写真:車椅子で行く神社仏閣・パワースポットの旅)

山口県防府市にある防府天満宮は、日本最初の天神さま(天満宮)といわれる歴史をもっています。京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と並ぶ「日本三大天神」のひとつであり、かつては松崎天神ともいわれていたことから、そのいわれを絵巻物として描いた「松崎天神縁起絵巻」は有名で、国の重要文化財に指定され、学校の教科書にも登場しています。

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防府天満宮へのアクセス方法と駐車場

防府天満宮は防府市の市街地の北、天神山のふもとに位置しています。

公共交通で行く場合は、JR山陽本線の防府駅から徒歩で北に20分ほどです。防府駅てんじんぐち(北口)を降りて、防長バス阿弥陀寺行きで4分、防府天満宮バス停で下車する方法もあります。

マイカーやレンタカーを借りてスアクセスする場合は、山陽自動車道の防府西インターチェンジまたは防府東インターチェンジで降りて、それぞれ車で10分程度の道のりとなります。
駐車場は境内に向かう表参道の石段のすぐ下に「防府市まちの駅 うめてらす」の駐車場、境内の北東の方角に防府天満宮大駐車場があります。ともに無料で駐車できます。

防府天満宮のお守りや御朱印

防府天満宮は学問の神様である菅原道真公をおまつりしているため、受験合格お守りをはじめとした各種お守りやお札などの授与品があります。

また御朱印は初穂料300円で、日本で最初の天神さまということから「扶桑菅廊最初」の墨書があります。境内の拝殿のところにある授与所の営業受付時間は通常8時から17時までです。
ほかに毎年2月半ばから3月はじめにかけて開催されている梅まつりの時期には、梅まつり限定御朱印が頒布されています。

防府天満宮の行事(花火大会など)

防府天満宮では年間を通じてさまざまな行事が催行されています。

7月には防府天満宮境内で七夕まつりがあります。これは菅原道真公が太宰府で七夕の歌を詠んだことにちなむもので、令和最初の七夕まつりは7月1日から7日にかけて行われています。期間中は七夕を題材にした書道展などもあり、回廊一面に習字が貼り出されます。

また御誕辰祭(夏祭り)は菅原道真公のお誕生日をお祝いするお祭りで、陰暦の承和12年(845)6月25日を現在の太陽暦になおすと8月5日になるため、毎年8月3日から5日までの3日間にかけて行われています。
夜の万灯祭献灯では2000本あまりのろうそくが境内に並ぶほか、最終日8月5日はスターマインなど約4000発の花火が夜空を彩る花火大会となります。
花火大会の開催時刻は例年20時30分から21時15分ごろで、2万人以上の観客が訪れます。