高さ20メートルの圧倒的迫力の雪の壁が迫る立山の春の名物・雪の大谷

雪の大谷

雪の大谷は、豪雪地帯の立山黒部アルペンルートの途中にある、高さ20メートルもの迫力満点の雪の壁が間近に見られる観光スポットです。立山連峰の標高2450メートルの室堂付近がその場所で、4月中旬から6月中旬にかけて開催される「立山黒部・雪の大谷フェスティバル」の期間中、道路両側の雪の壁の間を歩く「雪の大谷ウォーク」が楽しめます。

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雪の大谷と公共交通機関でのアクセス

雪の大谷は立山黒部アルペンルートの室堂付近となっていますが、この立山黒部アルペンルートはマイカー規制がありますので、現地への交通手段については事前にチェックした上で訪れるのがよいでしょう。

公共交通機関を使う場合は、富山側、長野側のどちらからアクセスするのかによって、交通手段にも違いがあります。

富山側からの場合、富山駅から富山地方鉄道に乗って立山駅で降り、次いで立山ケーブルカーに乗り換えて美女平駅まで、さらに美女平駅から立山高原バスで立山室堂まで行き、ここからは徒歩となります。

長野側からの場合、長野駅からバスを乗り継いで扇沢駅で降り、扇沢駅から関電トンネル電気バス(昔のトロリーバス)で黒部ダム駅まで行き、ここから立山ロープウェイで大観峰まで、大観峰からさらに電気バスで立山室堂まで向かい、立山室堂からは徒歩となります。

このように複数の交通手段を必然的に乗り継ぐことになりますが、現地には案内表示がありますので、比較的混乱せずに行けるものと思います。

雪の大谷にマイカーで行くときの駐車場とマイカー規制

雪の大谷へのアクセス方法がマイカーの場合は、富山側は立山駅まで、長野県側は扇沢駅までが乗り入れ可能なリミットで、それ以降はマイカー規制があるため、電気バスなどの公共交通機関への乗り換えが発生します。

立山駅周辺に900台ほど収容可能な無料駐車場が、扇沢駅周辺に無料と有料合わせて700台ほどを収容可能な駐車場があります。

そのほか、マイカーで立山駅から扇沢駅まで、または反対に扇沢駅から立山駅まで通り抜けしたい場合には、有料の車の回送サービスもあります。

雪の大谷見学の服装と現地の気温

立山黒部アルペンルートは、標高3000m級の山々が連なる山岳地帯を縦走する観光ルートのため、当日の気温や服装には十分に注意する必要があります。

一般に標高2500メートルの室堂付近では、気温が平地よりも15℃ほど低くなりますので、春先とはいっても防寒着は必須です。4月から6月にかけての室堂付近の平均的な気温は5℃から10℃程度となっています。

室堂ターミナルから雪の大谷会場までは一応舗装されてはいますが、靴もトレッキングシューズやスニーカーなど、雪道を前提とした滑りにくいものを用意するのがよいでしょう。