南朝の皇居や太閤花見の品が残る吉水神社

吉水神社

奈良県吉野町の吉水神社は、後醍醐天皇を祀る神社で、南北朝時代に南朝方の行宮(皇居)が置かれていところです。もとは金峯山寺の僧坊のひとつがありましたが。明治時代の神仏分離によって神社となりました。世界最古の書院建築とよばれる重要文化財の書院があり、内部の後醍醐天皇玉座の間などが公開されています。また、太閤秀吉が花見をしたところとしても知られます。

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吉水神社のアクセス方法と駐車場

住所 吉野郡吉野町吉野山579
電話 07463-2-3024

吉水神社は吉野山中にあり、特に吉野の桜が満開の時期には混雑が予想されますので、公共交通機関を使うと便利です。
近鉄吉野線の終着駅「吉野駅」で降りて「千本口駅」から吉野大峯ケーブル自動車のロープウェイに乗り換え、「吉野山駅」で下車します。
ここから舗装された坂道を上って10分ほどで吉水神社に到着できます。
バスの場合は、「吉野山駅」から路線バス「吉野山奥千本口ライン」に乗って6分、「勝手神社前」バス停で下車します。

マイカーやレンタカーの場合ですが、「吉野山駅」より下にある無料の「吉野山観光駐車場」に駐車することができます。
この駐車場からもバス停「下千本駐車場」でバスに乗り換えることは可能です。
なお、桜の名所である吉野山では、4月から5月初旬の桜開花の時期に例年マイカー規制が行われ、吉野山観光駐車場より先が自動車通行禁止(歩行者天国)となっていますので要注意です。

吉水神社の拝観料

吉水神社の境内そのものに入場するだけであれば無料ですが、重要文化財の書院のなかに入る場合は書院拝観料がかかります。
書院拝観料は、大人・大学生400円、高校生・中学生300円、小学生200円となっています。
この書院内では、源義経のものといわれる色々威腹巻、後醍醐天皇玉座、豊臣秀吉愛用の金屏風などが見学できます。