安芸竹原の町並み保存地区にたたずむ古鐘のある寺院・照蓮寺

照蓮寺

照蓮寺は広島県竹原市にある浄土真宗本願寺派の寺院で、蔵造りが残る竹原の町並み保存地区の外れに位置しています。中世には曹洞宗で定林寺とよばれ、小早川家代々の子弟の学問所となっていました。この寺にある「高麗鐘」は国の重要文化財で、日本にある高麗鐘の中では3番目に古い銘をもっています。

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照蓮寺のアクセス方法と駐車場

照蓮寺にアクセスするには、まずは竹原の町並み保存地区を目指します。
JR呉線竹原駅からであれば徒歩で約20分ほどで着きます。バスは竹原駅発、新港橋バス停で下車して徒歩で約10分ほどです。現地には地図もありますので、町並みの外れを意識して進むとよいでしょう。

マイカーの場合、山陽自動車道の河内インターチェンジより車で約20分ほどです。こちちも道路標識にしたがえば容易にアクセスできます。

駐車場は照蓮寺の山門の100メートル手前、竹原西幼稚園の向かいに専用駐車場が用意されており、無料です。そのほか、町並み保存地区の他の観光スポットもめぐるのであれば、無料の道の駅たけはら駐車場、有料の新町市営駐車場や榎町市営駐車場があります。

照蓮寺に御朱印はあるのか

照蓮寺は浄土真宗本願寺派に属していますが、基本的にこの宗派では他の寺院のような御朱印はないことがほとんどです。ただし、照蓮寺の場合は竹原の観光名所として定着していることもあって、セルフサービスのスタンプが用意されています。
このスタンプですが、開祖親鸞聖人の和讃が入った墨書きの部分の黒色のスタンプと、照蓮寺印・照蓮寺住職印の朱色のスタンプの組み合わせになります。現地にもスタンプが押せる旨の看板が出ています。

照蓮寺の歴史

照蓮寺の歴史について、現地の案内板に次の通り書かれています。

龍頭山照蓮寺
中世は定林寺という禅宗寺院で竹原小早川代々の子弟の学問所であった。
康安元年(1361)の寄進状や室町期頃の竹原小早川家正月行事の中、および 天文2年(1533)の竹原小早川興景 (隆景の養父)の書状などに定林寺の名が見られる。
竹原市観光協会