札樽自動車道料金・サービスエリア・路線図ほか

札樽自動車道とは、小樽インターチェンジから道央自動車道に接続する札幌ジャンクションまでを結ぶ、供用済み区間の延長が38.3キロメートルの高速道路です。高速道路ナンバリングによる路線番号は、E5Aとなっています。

広告

札樽自動車道の通行料金(距離制・均一制)

我が国の高速道路・有料道路の基本的な料金体系は、一般には対距離料金制となっており、キロ単価は大都市近郊区間29.52円/km、普通区間24.6円/kmですが、札樽道については均一料金制が採用されている区間があります。
すなわち、札幌西インターチェンジから札幌南インターチェンジまでの区間が均一料金制であり、道央自動車道とのジャンクション付近には本線料金所が設置されています。
均一料金区間から流入した車両は、札幌インターチェンジや札幌西インターチェンジで一般道へ降りることができないなどの制限をとみなうことがありますので注意が必要です。
なお、ETCで走行する場合には、平日朝夕割引、深夜割引などのETC限定の各種割引制度の適用が受けられますが、均一区間を走行する場合は、料金所の通過時刻をもとに判断されます。

札樽自動車道のサービスエリアと路線図

札樽自動車道の路線図やサービスエリア・パーキングエリア情報は、各道路会社の公式ホームページなどにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からアクセスして調べることができます。
札樽自動車道にはサービスエリア(SA)はなく、パーキングエリア(PA)は次のとおりです。

金山PA

なお、パーキングエリアに設置されている道路情報ターミナル端末からはリアルタイムで渋滞・交通事故・通行止め・ランプ閉鎖・冬用タイヤまたはチェーン装着規制・工事中などの箇所や内容などがわかります。

サービスエリア・パーキングエリアの道路交通情報

交通事故や渋滞、入口閉鎖、通行止めなどの高速道路情報をリアルタイムで知りたい場合に使えるいくつかの方法があります。たとえば高速道路のサービスエリア・パーキングエリアでは、交通モニターや掲示板、インフォメーションなどで広域の道路交通情報を提供しています。
情報の伝え方は多様ですが、最近では休憩スペースに大型のディスプレイが設置されており、色別に渋滞の程度や通行止めの区間などの詳細がわかるようになっていることが多いといえます。
そのほかにも高速道路のルートや途中のサービスエリア・パーキングエリアの位置などを知りたいのであれば、インフォメーションコーナーで高速道路ガイドマップを頒布していますので、これを手元に置いてドライブをするのも有効です。
もちろん高速道路会社が提供するスマートフォンのアプリを活用する方法などもありますので、利用のしかたによって使い分けるのがよいでしょう。

路上落下物によるトラブル

高速道路上における落下物が原因で事故が発生した場合には、すみやかに110番通報または本線上の非常電話による通報を行い、後続車による玉突き事故などの二次災害を防止することが不可欠です。
この場合の責任の所在ですが、原則として事故につながるような物を落下させた車両の側が負うべきものとなります。
ただし、高速道路に掲げられている看板や標識などが落下したことによる事故の場合には、道路の管理上の瑕疵と考えられますので、管理者である高速道路会社の責任として、損害賠償などを要求することは可能です。