原子力施設が集まる村松海岸に鎮座する和銅年間創始の村松大神宮

村松大神宮

日本で初めて原子力の灯がともったことで有名な茨城県那珂郡東海村にある村松大神宮は、和銅年中に奉斎されたと伝えられる古い歴史をもつ神社です。太平洋の平磯前浦にあった巨岩が光を発したため、伊勢の神が垂迹したものとして祀ったといいます。尊王の気風があった水戸藩でもこの神社を特にたいせつに扱い、徳川光圀や徳川斉昭ら藩主の参拝や社殿の造営などが行われました。境内の下には十三詣りで知られる村松虚空蔵尊が建っています。また境内の裏手には村松海岸に続く八間道路があります。

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村松大神宮のアクセス方法と駐車場

住所 茨城県那珂郡東海村村松一番
電話番号 029-283-1414(代)

村松大神宮へはマイカーかレンタカーが便利029-283-1414(代)です。常磐自動車道東海スマートインターチェンジから通称「原研通り」の県道をまっすぐ進み、海岸に並行する国道245号を南下しておよそ15分ほどです。
駐車場は鳥居をそのまま入った境内の参道右手にあり、参詣者であれば無料で駐車できます。

バスの場合には、JR常磐線東海駅東口から海浜公園行き、または茨城東病院行きの茨城交通バスに乗って約17分、「虚空蔵尊前」バス停で下車して徒歩5分です。

村松大神宮の御朱印

境内の参道の石段を上がると右手に授与所があり、御朱印はここでいただくことができます。初穂料は300円です。
通常のものは「大神宮」の墨書があります。ほかに境内社の「晴嵐神社」を墨書した御朱印もあります。

村松皇大神宮と虚空蔵尊のいわれ

村松皇大神宮と虚空蔵尊の由緒について、現地の案内板には次の通り書かれています。

村松皇大神宮と虚空蔵等
村松大神宮、平安時代の初め桓武天皇の時代に、伊勢神宮の御分霊を奉斎したと伝えられている。水戸藩主徳川光圀、斉昭の崇敬篤く、本殿、社殿などを寄進され、ことに光圀は、佐々介三郎(助さん)に命じて神鏡を奉納している。
村松虚空蔵尊、宗派-真言宗 平安時代の開山といわれ、伊勢の朝熊山、会津の柳津と並んで日本三大虚空蔵の一つで、弘法大師の作といわれる虚空蔵菩薩を本尊にまつる。菩薩とは福徳智能を授け、厄除け、開運の守本尊として、徳川家康、徳川光圀などの尊信が厚かった。今も「十三詣り」といって、十三オの子女が参拝すると智慧が授けられるといわれ、近郷からの参詣者が多い。
東海村