日本の火の発祥地とされる出雲一宮の古社・熊野大社

熊野大社

島根県松江市の熊野大社は、出雲大社とともに出雲国一宮とされる神社で、『出雲国風土記』にも登場します。素戔嗚命にまつわる神話から、日本の火の発祥地「日本火出初之社」といわれています。

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熊野大社のアクセス方法と駐車場

所在地 島根県松江市八雲町熊野2451
電話番号 0852-54-0087

熊野大社に公共交通機関でアクセスする場合、JR山陰本線「松江駅」から一畑バスで45分ほど、「熊野大社前」バス停で下車します。
マイカーやレンタカーの場合は、山陰自動車道「松江中央インターチェンジ」から約20分です。
境内には100台収容の無料駐車場があります。

熊野大社の由緒

熊野大社の御由緒については、社頭に次のような解説があります。

出雲國一之宮 熊野大社

神祖熊野大神櫛御気野命(カブロギクマノノオオカミクシミケヌノミコト)を主祭神として境内中央正面の御本殿にお祀りしており、この御神名は素戔嗚尊(スサノオノミコト)の御尊称です。他、境内には右手に御后神の奇稲田姫をお祀りしている稲田神社、左手に御母神の伊弉冉尊をお祀りしている伊射奈美神社、また荒神社や稲荷神社があります。他にも随神門、鑽火殿、舞殿、環翠亭(休憩所)等様々な社殿、建物があります。
特に鑽火殿は当社独特の社殿であります。茅葺きの屋根に四方の壁は檜の皮で覆われ、竹でできた縁がめぐらされており発火の神器である鑽臼(ひきりうす)、鑽杵(ひきりきね)が奉安されています。毎年の鑽火祭や出雲大社宮司(出雲國造)の襲職時の火継式斎行の大切な斎場となる社殿であります。