北関東自動車道料金・サービスエリア・路線図ほか

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北関東自動車道とは、関越自動車道に接続する高崎ジャンクションから東水戸道路に接続する水戸南インターチェンジまでを結ぶ、供用済み区間の延長が135キロメートルの高速道路です。高速道路ナンバリングによる路線番号は、E50となっています。この路線は途中で東北自動車道、常磐自動車道、東関東自動車道にも接続しています。

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北関東自動車道料金

我が国の高速道路・有料道路の基本的な料金体系は、対距離料金制の場合には

距離(km)× キロ単価 + ターミナルチャージ(150円)+ 消費税
ただし、キロ単価は 大都市近郊区間29.52円/km、普通区間24.6円/km など
10円未満の端数は四捨五入

となっています(普通車の場合)。ただし、対距離料金制区間を100キロ以上走行の場合の長距離低減制、ETCで走行する場合のETC割引などの、いくつかの例外があります。

ETCで走行する場合には、次のようなETC限定の各種割引制度がありますので、走行した区間が対象路線などの条件に該当していれば、通常料金からの大幅な割引が受けられます。

平日朝夕割引
平日朝(6時~9時)、夕(17時~20時)にNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(東京近郊・大阪近郊は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、通行料金を30パーセントから50パーセント還元
休日割引
土曜日・日曜日・祝日・1月2日から3日までにNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(東京近郊・大阪近郊は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、普通車・軽自動車等(二輪車)に限り通行料金を30パーセント割引
深夜割引
毎日午前0時~午前4時にNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は対象外)または宮城県道路公社の仙台松島道路を通行した場合、通行料金を30パーセント割引

北関東自動車道のサービスエリアと路線図

北関東自動車道の路線図やサービスエリア・パーキングエリア情報は、各道路会社の公式ホームページなどにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からアクセスして調べることができます。

北関東自動車道のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の一覧は次のとおりです。

波志江PA、太田強戸PA、出流原PA、壬生PA、笠間PA

なお、これらのサービスエリア・パーキングエリアにインフォメーションコーナーや道路情報ターミナル端末などがある場合には、リアルタイムで渋滞・交通事故・通行止め・ランプ閉鎖・冬用タイヤまたはチェーン装着規制・工事中などの箇所や内容などがわかります。

また、全国のサービスエリア・パーキングエリアのなかには、ETC車で一般道への出入りができるスマートインターチェンジ(SIC)、一般道の「道の駅」や都市公園などと連結したハイウェイオアシスをもつものがあります。

台風被害支援のボランティア車両の高速道路無料化

茨城県などからの要請により、令和元年台風19号災害に伴う災害ボランティア車両の高速道路の無料化の措置が実施されています。ただし、高速道路無料化の措置を受けるためには、料金所で一般レーンに入り、「ボランティア車両証明書」と顔写真付きの身分証明書を提示する必要があります。この証明書にはボランティア活動終了時に、災害ボランティアセンター等で「活動確認」の押印を受けることになっています。
無料措置を受ける場合、ETCは利用できませんので、入口または出口のインターチェンジを通行の際、車載器からETCカードを抜いておくことも大切です。

ETCの利用履歴の確認

ETCを利用して高速道路を走行した場合には、翌月のクレジットカードの請求明細を見ればその料金などの内訳がわかるようになっているのが普通ですが、そのほかにも高速道路の主要なサービスエリア(SA)またはパーキングエリア(PA)のインフォメーションコーナーなどに設置されている「ETC利用履歴発行プリンター」を通じて確認することが可能です。
このプリンターの挿入口に手持ちのETCカードを挿入すれば、自動的にカードの情報を読み取ってETC利用明細書がプリントアウトされてくるしくみです。
なお、このプリンターを利用する時点での直近の走行に関しては、まだ目的地のインターチェンジを降りて料金が確定した状態にはなっていませんので、印刷される内訳には含まれません。

北関東自動車道の集約パーキングエリア

北関東自動車道では、一般的な高速道路のパーキングエリアとは異なり、西行き・東行きの両方のドライバーが同じ施設を共用するかたちとなる、集約パーキングエリアが多くなっています。この方法であれば用地面積とコスト、工期のすべてを節約することができますので、きわめて合理的な方法です。2018年にスマートインターチェンジとあわせて整備された大田強戸パーキングエリアはその典型的な事例です。