行基開創伝説をもつ久美浜の名刹・霊鴫山本願寺

霊鴫山本願寺

京都府京丹後市の霊鴫山(れいでんさん)本願寺は、天平2年(730)に僧行基が開いたという古刹で、鎌倉時代のこけら葺きの本堂が国重要文化財に指定されています。樹木に鴫(しぎ)の鳥が集まって経文を唱えるように飛び立ったという伝説から山号がつけられています。

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霊鴫山本願寺のアクセス方法と駐車場

住所 京都府京丹後市久美浜町1
電話番号  0772-82-0154

本願寺は旧久美浜町にあり、公共交通機関を使う場合は京都丹後鉄道宮豊線「久美浜駅」で下車して徒歩15分です。
マイカーやレンタカーの場合は、山陰近畿自動車道「京丹後大宮インターチェンジ」で降りて約35分です。
境内には無料駐車場があります。

本願寺の歴史や由緒

本願寺の歴史や由緒について、境内の案内板に次のとおり書かれています。

霊鴫山本願寺(浄土宗)
重要文化財、本願寺、本堂(建造物)
所在、奈良時代、聖武天皇の天平二年 (七三〇年)行基が行脚の途一樹に鴫が群集し経文を唱える如く飛ぶのを見て、その一樹て阿弥陀佛と千体佛を刻み開山されたという。
平安時代、寛弘元年(1009年)恵心僧都(源信)が中興され当時六坊があったと云う、鎌倉幕府が開かれた年即、後鳥羽天皇の建久三年(一一九二年)浄土宗の開祖、法然上人が来住し後白河法皇追福の大法会が開かれ勅使か参向せられた。本堂勅使門は 鎌倉時代の建築で特に本堂は平安 時代の名残りを感じさせる優雅な建物で重要文化財に指定されている。
本願寺