岳南総社として富士山を仰ぐ田子の浦近くの三日市浅間神社

富知六所浅間神社

静岡県富士市にある三日市浅間神社は、富士山信仰にもとづく由緒ある神社で、もとは富士山の山腹にあったものの、古代の噴火により山麓に移ったとされています。境内には静岡県天然記念物に指定されている大樟(おおくす)の御神木があり、樹齢1200年以上の風格をかもしだしています。安産や厄除けなどの御利益で訪れる人が盛んです。

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三日市浅間神社のアクセス方法と駐車場

住所 富士市浅間本町5-1
電話番号 0545-52-1270

三日市浅間神社へのアクセスですが、公共交通機関を使う場合はJR富士駅や新富士駅よりバスに乗車し、吉原中央駅バス停で下車して徒歩8分です。
マイカーの場合は、東名高速道路富士インターチェンジで下車して3分です。
境内前には無料駐車場があります。

三日市浅間神社の御由緒

三日市浅間神社の御由緒について、社頭に次の通り案内があります。

富知六所浅間神社 御由緒

大山祇命
木花之佐久夜毘売命
大山咋神
深淵之水夜礼花神
阿波乃咩神
高?神
『富知六所浅間大神』と総称する。
例祭日 五月三日
社格 別表神社

人皇五代孝昭天皇二年富士山山腹に御創建と伝えられる。第十代崇神天皇が建沼河別命を東国に御派遣の際、当神社を崇敬のあまり奏聞し勅幣を奉られ、爾後代々続けられた。
その後富士山の度重なる噴火のため第五十代桓武天皇延暦四年(七八五年)に現在の地に遷座し、第五十一代平城天皇大同元年(八〇六年)、五社浅間を勧請するにあたり当神社を首座と定めた。
第五十二代嵯峨天皇弘仁二年(八一一年)、正四位に叙せられ中宮の御安産祈願を奉仕した日本最古の安産祈願所であり、以来勅願所と定められ、皇室の御安秦はもとより国家安秦の御祈願が行われた。
寬保年度の調書に御朱印其他八百八石外に別当領六十六石とあり、朝廷及び武家諸候が当神社に寄せた信仰の厚さを窺い知ることができる。
また当神社六柱の御祭神は五社浅間・富士山本宮浅間大社の御祭神であることより岳南総社と広く信仰を集め、現在は神社本庁の別表神社に列せられ富士市の大氏神として連綿と崇敬を仰いでいる。
現在の御社殿は約二五○年ぶりに改築され、平成二十七年十月に遷座祭を御奉仕、その後、旧御社殿の解体整備工事を終え平成二十八年六月に竣功祭を斎行した。