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現存する江戸時代のさざえ堂として貴重な弘前の蘭庭院栄螺堂

蘭庭院栄螺堂

青森県弘前市にある蘭庭院栄螺堂は、弘前城下の禅寺が集まる禅林街の中にある市指定有形文化財の建物です。外観は八角形の仏堂ですが、内部には右回りの回廊があり、上りと下りがすれ違わずに参拝できるようになっています。全国にもさざえ堂の現存例は少ないものの、特に東北ではここと会津さざえ堂のみしかなく貴重といえます。

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蘭庭院さざえ堂のアクセス方法と駐車場

住所 弘前市西茂森2丁目9-1
電話番号 蘭庭院 0172-32-6556

蘭庭院さざえ堂は東北自動車道大鰐弘前インターチェンジから車で20分ほどの場所にあります。
さざえ堂専用の駐車場はありませんが、禅林街の端に見学者用の駐車場があり、ここから歩いて10分ほどです。
なお、12月から3月の冬期は休業です。

蘭庭院さざえ堂の由来

蘭庭院さざえ堂の由来について、現地には次のような案内が掲げられています。

栄螺堂(俗称:六角堂)
この御堂は栄螺堂と云われ天保十年 (西記一八三九)時の豪商東長町中田嘉兵衛翁が年年歳歳の海難で死亡した者及び天明天保の大飢饉で数万 の餓死死亡者の無縁の諸霊冥助のため発願して建立された御堂で八角の稜形であるが内部は栄螺形の廻り階段になって全国でも稀れな建築様式で観音菩薩他諸佛体を安置して信仰の対象として有縁無縁の諸霊冥福を祈り永く後代の人々の為に遺し伝える所以であります。
昭和五十一年九月五日
弘前禅林
管理者蘭庭院

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