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河野水軍ゆかりの安芸の小京都竹原の名所・春秋院長生寺

長生寺

広島県竹原市の春秋院長生寺は、「安芸の小京都」として知られる竹原町並み保存地区を見下ろす高台に位置しています。河野水軍を率いた伊予河野氏最後の当主である河野通直ゆかりの寺院で、小早川隆景が菩提を弔うために建立したものです。

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春秋院長生寺へのアクセス方法・付近の駐車場

春秋院長生寺は竹原の町並み保存地区を見下ろす高台にあるため、まずは町並み保存地区が目標となります。

JR呉線の竹原駅からは徒歩約20分ほどで到着できます。竹原駅発のバスの場合、新港橋バス停で下車し、徒歩約10分ほどです。本川沿いにある旧日の丸写真館が竹原の町並み保存地区への入り口になります。

マイカーの場合は、山陽自動車道の河内インターチェンジから車で約20分ほどです。国道432号、185号と順に経由して、道路標識にしたがってドライブすれば容易にアクセスできます。

現地に駐車場はありませんので、日の丸写真館の西側、本川の橋を渡ってすぐの位置にある新町市営駐車場に駐車して、ここから徒歩で向かいます。

新町市営駐車場の駐車料金は60分100円で、1日600円の上限料金があります。そのほか、歩いて10分ほどの「道の駅たけはら」の駐車場は無料です。

長生寺の御朱印

竹原長生寺は石畳の参道の奥の石段を登った先にあり、観光客もそれなりに参拝するため、正面の本堂は普段から開いているようです。

ここに書き置きの御朱印が用意されていますが、もしもご住職が在宅であれば手書きの御朱印をいただくこともできます。墨書きは本尊の名とその種字の梵字、参拝年月日などです。

ほかに本堂にはダルマ型のおみくじや自由記帳のノートなども用意されており、竹原を舞台にしたアニメの「たまゆら」の聖地巡礼に訪れた若者などが思い思いにノートに書き込んでいます。

境内右手にはおかかえ地蔵もあり、願い事をして地蔵を抱きかかえて軽かったらその願いは成就するといいます。なお、竹原の町並み保存地区のまちなみ竹工房から入る路地の上に、もうひとつのおかかえ地蔵があります。

長生寺の歴史

河野水軍ゆかりの長生寺の歴史について、現地の案内板に次の通り書かれています。11月には柴燈護摩供などの行事もあり、年間を通じて多くの人が訪れています。

不老山、春秋院長生寺(真言宗)
伊予河野氏57代河野通直は、天正13年(1585)豊臣秀吉の四国の役によって伊予を追われ、竹原に身をよせたが、天正15年(1587)24歳で不運のうちにその一生を閉じた。若くして逝った通直をあわれんだ小早川隆景がその菩提をとむらうため建立した寺。当時は禅宗であったが、正保元年(1644) 真言宗に改宗。
境内には、学問の神をまつる「庚申堂」があり、河野通直の墓、勤皇の志士唐崎常陸介墓(県史跡)、下市ー邑志の著者、寺本立軒、竹原塩田を開いた鈴木重仍、甘藷の普及につとめた村上休広、シーボルトの高弟であった日高涼台らの墓がある。
竹原市

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